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東京喰種 第85話 [隻眼] の感想【東京喰種】


先週はCCG(喰種対策局)にて、”ヒデ”こと永近 英良が丸手 特等捜査官によって捜査官補佐を命じられる流れでしたが、再び一転、今回は月山が喰種レストランで宴を取り仕切るところから物語がスタートしました。

喰種レストラン襲撃

美食家達にとってはいつものディナーショーのはずだったが…

美食家の通称を持つ月山 習が、カネキを喰おうと喰種レストランに誘い込んだのが前回でしたが、その時はカネキが隻眼の喰種であることに強い興味を持った月山がショーを強制中断し、カネキと共に立ち去ったのでした。(コミックス第4巻 #038)

「この前のような騒動は困るよMM氏」と月山に詰め寄る皆に、「ご心配なく」と答えるものの「今宵のディナーはー…、皆さまです!」と宣言します。そこに姿を現したのは眼帯のマスクをつけつつも殺意を抱いた表情のカネキでした。

狙いはマダムA

何故カネキが喰種レストランに殴り込んだのかと言うと、マダムAから神代 リゼ(かみしろ りぜ)そして嘉納先生の手がかりを得られると考えたからだそうです。今や隻眼の喰種ですが、もともと人間だったカネキに上代 リゼという喰種の内臓を移植したのが嘉納先生でした。その嘉納先生にマダムAが飼いビトの人体実験を依頼しているのではと月山は読んでいます。

タロちゃんは人体実験されてた!?

マダムAの飼いビトは不自然に身体が肥大化しており、「何らかの人体実験によるものと噂されている」というのが月山の言い分ですが、前回、カネキと共にディナーの食材とされた”亜美”さんもバケモノに思えたのは私だけでしょうか…

何ではなから殺す気なの?

喰種レストラン襲撃の前、カネキと月山はこんなやりとりをしていました。

  • 月山「マダムに以来を受け施術を行う人物…、君の探している嘉納という意思の可能性がある。」
  • カネキ「月山さんはいいの?仲間でしょ?」
  • 月山「フッ…犠牲を払わないと僕を信用してはくれないだろう?」

そしてカネキの「『アオギリ』に嘉納先生というカードを渡しちゃいけない。だからー、僕が先に見つけて全部問いただしてやる」と決意を誓う心の言葉と共にレストランの喰種達に襲いかかります。

何でマダムを追って嘉納に辿り着けばいいだけなのに「犠牲」を有無様な選択肢をとったのか、アオギリに渡しちゃいけない程のキーパーソンを何故マダムが握っているのか、マダムAだけ追えればベストなのに何故多くの喰種が集うレストランでの食事時間をその時に選んだのか…

さらには月山が「主は君たちの死をお望みだよ。」と言い、カネキが続けて「…命を弄ぶような奴は『アオギリ』と一緒だ。”邪魔”なんだよ」とまで言い、周囲の喰種達を殺し始めたカネキでした。言ってることとやってることがめちゃくちゃではないか!?

周りの喰種達の反応もおかしい。眼帯マスクのカネキを見て「あのマスク…!?”隻眼”…!?」と怯えますが、眼帯のマスクを見ただけで、隻眼の喰種と判断できるなんてどれだけ想像力豊かなのだろう…。

マダムAを護るのは!?

二人の喰種

マダムAの護衛にあたるのは仮面をつけ素性を隠した謎の2体の喰種でした。カネキと同じ赫子をもつ2人を目の当たりにしたカネキは、タタラやヤモリが言っていた「嘉納は実験している」と言う言葉が正しい事を確信していました。

「そろそろ、いいかな」とマスクを取りフードも下ろした2人は、なんと女性で、二人とも隻眼の喰種でした。「リゼさんから造っているんだ。次の”僕”を」と悟るカネキでしたが、そもそも無理があるんですよね。。

カネキとリゼのデートコースを先読みしないとリゼを事故に見せかけて殺せないし、救急車を呼んだのも一般の通行人みたいだし、病院食は人間用でカネキには食べることができなかったし、看護に当たった看護師は人間みたいだし、隻眼がRcゲートすらも反応しない「半端ヤロー」でなかったのはこの際いいとして、それならリゼからなんで隻眼の喰種が生まれるのかわからないし、食事が満足にとれなく死にかけてた時も嘉納らから助け船が出されることもなかったし…。

ところで「またね。お兄ちゃん。」とカネキに声をかける2人の隻眼とは次号で戦うのでしょうか!?しかし隻眼の大安売りが止まりませんね。。

6区のとあるバーにて

6区のとあるバーにて、合流したカネキらとバーの喰種。カネキらの見解として喰種収容所「コクリア」からA層37人、S層5人、SS層3人の喰種が脱走し、SS層からはバーの喰種らのボスである「鯱(しゃち)」も含まれているのだとか。。

ますます謎な喰種収容所の維持管理

まず、喰種って喰種対策法でも人権を保護されていないし、発見次第殲滅するのかと思っていましたが、そんな大量に収容されていたのか!?というところと、喰種が人間しか食べられないことを考えると、 CCGって人を殺して喰種収容所の喰種を保護しているか、もしくは定期的に喰種を捕らえては餓死させているかのどちらかですね…。

ただ、カネキが「長年囚われていたその鯱が…」と言っているところをみると、CCGは喰種に食事を与えている線が濃厚です。

芯の通った喰種!?

バーの6区の喰種は、「鯱」の事をボスだと慕い、「鯱さんは芯の通った”喰種”だ。無駄な殺しも馬鹿みたいに暴れ回ることもしねぇ。」と言っています。芯ってなんでしょうね。おなかが空いた時しか殺さないとかでしょうか??「ライオンはお腹が空いていないと見向きもしない」とかそんなレベル!?

仲間ぶってる割に…

カネキらは、6区には「利害は一致し共に手を取り合う同士である以上ぎょげん虚言などしない」と言っていますが、「鯱がアオギリにしたがってなかったら喰べられている可能性がある」と煽り、7区の喰種レストランが壊滅されたという話しが「カネキの仕業か?」と直接聞いても「いいえ?」と答えたり、もはや6区を利用しているとしか思えない言動をとっています。

第一、前話で隣の区からあんていくにバイトに来た帆糸(ほいと)が、「喰種レストランが襲撃され、その立役者は隻眼のカネキ」とまで言っていた程で、そんなに有名なら既に6区の喰種の耳に届いていても不思議ではありません。。それなのにしらをきっって「いいえ?」とは…

神代 叉栄

神代 リゼが20区に来るより以前に辿った道のりを遡って11区、17区、18区、そして6区に辿り着き、6区のリーダー「鯱」が神代 叉栄(かみしろ まさたか)と、神代の姓を名乗っていたことから今に至っているらしいですが、カネキが発した以下の言葉は何を意図したのか、何の伏線なのかまだ分かりません…

『イトリさんは「”神代 利世”は存在しない」と言ったけど、神代を名乗る”喰種”はいた。仮に鯱の名乗っていた神代の名も偽りだとしても… “神代 利世”は確かにこの6区に実在したんだ。”偽りの存在として”」

何でしょうね、今までの言葉を集めだけて無理やりつなげただけで深い意味はないのかもしれませんし、嘉納の実験が謎の部分だったらリゼ自身は確かに強い喰種だったかもしれませんが、隻眼でもおそらくSレートでもなく追うべきはリゼではなく嘉納のはずだし、単なるカネキのリゼ好きから来る興味だったら、そこまでみんなを巻き込まなくてもと思ってしまいます。

今回はうまくまとまりませんでした。私の読みが浅いだけであることを願いますが…

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