東京喰種 第87話 [噂話] の感想【東京喰種】
拠点を6区に移し、神代 利世の手がかりを追うための探りを開始したカネキら20区の喰種トリオですが、仲間であるはずのイトリが経営するバーにて、イトリと親しげに話す「アオギリ」ニコの姿を目の当たりにします。
カネキとニコ
睨むカネキ
思いがけずイトリのバーでニコと遭遇したカネキは、穏やかな顔のニコとは対照的に明らかな敵意を持って睨みつけていました。「おーい。店で暴れんなよー…」というイトリの心配をよそに掛け合い始める二人。
「アオギリの樹」のメンバーでないことを持ち出しカネキに敵ではないことを主張するニコ、確かに色々手伝いはしたけどあくまでもヤモリに付き添っていただけで「アオギリ」の目的なんかに興味がなかったと言うことです。まあ、それがアオギリのメンバーではないことを証明する理由になるのかはよく判りませんが、とにかく敵ではないということを頑なに言おうとしている様です。
まあ、ニコの主張を聞いて「ヤモリのため」ではなくて「ニコ自身のため」でしか無いように思えましたが、横道にそれる様なので気にしない事にします。。
殺気に満ちたカネキ
そう主張するニコに対してカネキは、「じゃあ何で『アオギリ』のアジトにいたんだ?」と言う追求と、殺気をあらわにして「この人…何を企んでいるんだ? 問いただす? 両手と両足を切断して身動きとれなくして…」と思いながらジロッとニコに視線を向けていました。
6区のギルからしてみれば、きっとカネキがニコの様に見えていて、ギル自身はカネキという感じなのでしょう。ギルは血の気が多く行動にでるので、ねじ伏せられてしぶしぶ引いていますが。。
もうカネキは、喰種と人間の間を取り持つなんて口が裂けても言えませんね・・・・
隻眼の王
信用できないなら…
「信用できないなら」と言うことでニコが知る限りの「アオギリ」情報を提供し始めるニコでしたが、その内容は、”隻眼(せきがん) の王” 率いる好戦的な喰種集団であること、24区の喰種が多いこと、喰種収容所「コクリア」を襲撃するため、CCGをアジトにおびき寄せる役目を負ったのがヤモリや瓶(びん)兄弟や霧島(きりしま) アヤトだったそうで、嘉納(かのう)や利世(りぜ) の事、彼らを捜すアオギリの目的は知らないが、「嘘つきをあぶり出すこと」とは聞いた事があるという程度でした…。
敵意か殺意を抱きっぱなしのカネキの冷たい目に、ニコは「まだ信じてもらえないのかしらね?」と更なる情報を耳打ちします。
隻眼の王は誰!?
その内容は読者にすら伏せられましたが、「”隻眼の王”はー」と耳打ちを始めるニコに、驚きの目で「…!」と耳を傾けるカネキ、その後「タダの情報ほど怖いもんはないわ。話半分くらいに聞いておいた方がいいんじゃないかね。」と慰めの様な言葉を送るイトリ…。きっと隻眼の王が誰かという内容だったのだと思います。
「いえ、明確に敵をイメージできるのは助かります」というカネキのセリフから、隻眼の王はカネキのよく知る人物の様です。やっぱり喫茶店あんていくの芳村店長でしょうか!?でもそれだったら、いくらカネキが冷酷な喰種に成り下がったとしても「奴さえ消せば…」なんて発言でてこないですよね。。
マダムA
隻眼の二人
話しはそのままで嘉納との接触するためにマダムAを足がかりにする話しに入ります。ただ、マダムAに接触するためには隻眼を持つ護衛の喰種二人が厄介だと言うカネキ。「僕と同じ人造の喰種」と言っちゃってることは別として、やはり二人は取り逃がしていたのですね・・・
喰種レストランを襲撃してすぐにこの二人と対峙した様に思えましたが、マダムAと彼女らを取り逃がした後に、レストランの喰種や飼い人を皆殺しにしたんですかね。
しかし…。隻眼でもないリゼから隻眼の喰種が造れるなら、リゼじゃない喰種からも隻眼の喰種が造れると思うのですが、どうなのでしょう!?
ウサギのマスク
CCG捜査官殺し
そしてイトリが意味深に語る「ウサギのマスクをした喰種の 白鳩殺し」。7区で有根 准特等捜査官と児張 上等捜査官が殺される描写が描かれていましたが、最後に姿を見せた黒いウサギのマスクの喰種はラビットこと霧島 トーカとは別人そうです。赫子は羽赫の様なので、弟の霧島アヤトだったりするのでしょうか!?
しかし…これだけネタをフリまくられると次週がどこにフォーカス当たるのかよく判りませんね。しかも「噂話」という題名ですが確度高そうですし。