テラフォーマーズ 第93話 [NO PLACE TO HIDE 群体] の感想【テラフォーマーズ】
大きく動き出した火星と地球。地球では国の騙し合いが、火星では裏切り者中国・アジア第四班の爆 致嵐が増殖するという奇怪な状況に見舞われていました。
バグズ手術 → M.O.手術
地球ではバグズ手術の技術革新の話しが展開されていました。身体の強化手術であるバグズ手術。例えばアネックス計画の艦長である小町 小吉がオオスズメバチの毒針を備える様な上皮・骨格を急速に入れ替える”変態”こそがその技術の特徴だったそうです。
その中でも、本多 晃博士が蛭間 一郎に施したバグズ手術は、上皮・骨格のみならず神経細胞にまでネムリユスリカの特性を共存させるもので、乾眠までも可能にするものでした。
この本多博士の手術の可能性に追従したドイツがバグズ手術の後継となるM.O.手術を成功、成功率36%という高難度の手術は、さらに高い難度と引き替えにより小さなベースを選べる様になったのだといいます・・・。
そういうば、全滅したドイツ・南米第五班には高難度のベース(おそらくエヴァ・フロストのこと)がいると言ってましたね・・・。これは”小さなベース”の手術が細胞や神経レベルで施されていると言っていて、少なくともエヴァくらいはまだ生存していると言っているようにもとれます。想像もいいところですが・・・。そばについてたことからアドルフ・ラインハルトも無事なのかもしれません。
地下での戦い
地球との交信を妨害している電波塔を奪取すべく、アネックス1号付近の地下で息を潜めていた鬼塚 慶次とマルコス・E・ガルシア達でしたが、裏切り者の中国・アジア第四班の爆 致嵐に見つかってしまいした。爆はジョセフによって殺されていたハズ・・・。何故!?しかし、マルコスらはそんなことなど知りません。
地上へと戦いの場を移し、マルコスのM.O.手術「アシダカグモ」の特性である素早い動きで、いっきに爆の首をへし折ります。勝負ありと思ったのもつかの間、少し離れた位置でペギーの悲鳴が・・・。
マルコスが慌てて振り返るとそこには「ハイみんなー。止まってー。この女死ぬよ。」と言う爆の姿・・・。これにはマルコスも「!!?・・・・・・、・・・は・・・ッ!!??」と反応するのがやっとでした。
走って!!
爆に銃を突きつけられながらも「走って!!!!」と叫ぶペギー。それに答えアネックス本艦めざして一斉に走り出しました。ペギーはハリモグラの特性で針をのばし、爆の拘束から逃れました。それを見たマルコスは「ペギー!!地雷から離れた位置にもう一度穴を掘ってくれ!!非戦闘員はそこにー」と指示を出すも違和感・・・
後ろにはペギーの足だけが残された状態・・・。なんとオニヤンマの特性を持つテラフォーマーの奇襲によりペギーは引き裂かれ、意識を失った上体を奪い取られてしまったのでした・・・。
中国・アジア第四班だけでなく、テラフォーマーまでもが・・・。このまさかの展開・・・、いったいどうなってしまうのでしょうか?電波塔を奪取することは出来るのでしょうか!? 今回の第93話は、週刊ヤングジャンプ No.21,22 合併特大号 – 2014/5/15号(2014年4月24日発売)に掲載されています。