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テラフォーマーズ 第92話 [THE FRONT OF UN-ARMAMENT 軍事境界線の遙か上] の感想【テラフォーマーズ】


火星と地球、通信が遮断されたそれぞれの戦地で戦局が大きく動き始めていました。火星では瀕死の重傷を負いながらもジョセフ・G・ニュートンが追いついた事で好転を始めたミッシェル・K・デイヴスと膝丸 燈らのパーティー、地球ではドイツとローマの秘密の会合の外側で「何故火星のメンバーはA.E.ウィルスの脅威にさらされないのか?」と疑問を呈する日本のボディーガード・・・。それぞれどんな展開が用意されているのでしょうか・・・

何故感染しない?

地球で「あまりにみんな当たり前みたいにマスクなしで火星に行ってるから疑問に思わなかったけど、あの星の生物は・・・・・・、殺人ウィルスを保育しているかも知れないんだろ?」という確かに・・・とはっとする疑問・・・。「どーも引っかかるんだよな・・・・・・、ウィルスの常識から大きく外れたウィルスと『免疫寛容臓』との関係・・・・・・」と確信を突く様な謎が呈されたところから物語りはスタートしました。

告白

一方火星では、ジョセフのミッシェルへの突然の告白に唖然とするメンバーを前にミッシェルが返答するところからのスタートです。「あ・・・あんまりそういうのは冗談では言わない方が・・・」というミッシェルに対してマジだと答えるジョセフは続けて「おれは必ずワクチンも造り、貴女を地球に還す。そうしたらおれとー、おれと結婚して欲しい。」とプロポーズもしたのでした。

これにはミッシェルも困惑の境地・・・。ただ今まさに自分と仲間の命を救ってくれた恩人に対して、いつものノリで「死ねよナルシスト」とは決して言えなかったミッシェルは、返答に苦しみながら「えっ・・・・・・と、その・・・ぁ・・・そうだ・・・・・・、数いる候補の中の上の方に加えておこう・・・」と謎の回答を返すのでした・・・

「よっしゃー!!!」と完全に勘違いしているジョセフ・・・。これはこれでどう展開するのか楽しみですね。

非公式会談

再び舞台は地球に移り、ドイツとローマ連邦の非公式対談・・・

本多博士の革新的研究を武器に日本とドイツが組んだチームにローマ連邦が飛びついて終わりのハズの会談は、部屋の外で待つ日本のボディーガード達の予想を超えた長い時間を経過しても終わる気配はありませんでした。

厳重な防音が施されたその室内では、人知れず大きな動きが起こっているのでした。ローマを引き込もうとするドイツに突きつけたローマの回答は「NO」でした。ローマは「日米におこぼれを貰う形でいいのか?」と言ったうえで、ドイツが最も進めている研究「火星由来のA.E.ウィルスのサンプルを応用したM.O.手術の成功率を上げる研究」・・・、それこそローマが欲しいのだと告げていました。

火星のドイツ・南米第五班が全滅した際に「もうひとつの研究」と発言が出でいたのはこのことだったんですね・・・、あともしかしたら地球でA.E.ウィルスが流行りだしたのはこの実験台にされて発症したのではないかとも思いました。これは私の完全な想像ですが・・・

ローマ連邦にはマーズ・ランキング1位のジョセフがいることを優位点として、「第六支局(ローマ)と組め第五支局(ドイツ)!」と誘い込みをかけるローマ。そして日本で見つかったという本多 晃のデータはおそらく完全なものではないと一押しかけます。

本多 晃の研究にはアレクサンドル・G・ニュートンも絡んでいるであろうこと、ジョセフ・G・ニュートンがローマにいるのは偶々ではないこと、そして何故かは秘密だということをちらつかせ、日米の『セカンド』量産に対向すべく、ローマとドイツは手を組むことを決めたのでした。

日本への裏切りですね・・・。これがどう響いてくるのか・・・。

時を待つ・・・

そんな地球の動きなど知るよしも無い火星では、中国・アジア第四班の裏切りをなんとか地球に知らせるべく電波塔奪取の作戦が日米合同第一班と日米合同第二班によって結構されていました。

アネックス1号本艦すぐそばの地下に身を潜め、アネックス1号を占拠した第四班の主力がそこを離れるのを待つマルコス・E・ガルシアや鬼塚 慶次らでした。夜明け直前、動き始めたジェットとドルヂバーキと西・・・、日米合同班が動き始める決心をした時、異変が起こりました。

爆音とともに日米合同班が潜む地下に現れたのは、なんと爆 致嵐・・・。ジョセフに敗れたはずの爆が何故!?そしてアネックス1号本艦に居る紅を護衛する様につく2人の爆・・・、先を行く劉 翊武班長の側につく爆・・・、これはいったい!?

ここにきて予想だにしなかったあらたな展開・・・爆っていったい何者!?何かの生物の能力かなのか!?ジョセフが「甲殻型か!?」といっていたが、こんな能力をもつ甲殻類でも存在するのか!?全くもって謎です。どういうことなのでしょうか!? 今回の第92話は、週刊ヤングジャンプ No.20 特大号 – 2014/5/1号(2014年4月17日発売)に掲載されています。

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