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テラフォーマーズ 第79話 [STRATEGY AND TACTICS 武器と術] の感想【テラフォーマーズ】


マイマイカブリの能力を持つテラフォーマーから、その能力によるガス攻撃ではなく、まさかの銃撃を浴びせられた膝丸 燈はその場に倒れ込みます。

裏切り

それを目の当たりにした二号機はすぐさま裏切り者である中国・アジア第四班に無線でコンタクトをとり始めました。「このままでは膝丸くんがゴキブリに回収されてしまいます……!!それって、膝丸くんにただ死なれるよりも、ずっとマズイ事ですよね?」「もう色々耐えらんない。火力を落として2人とゴキブリだけ撃って下さい。どうか……、私の命だけは助けて下さい。」と・・。

そう切望するのは日米合同第二班の柳瀬川 八恵子でした。

第四班が恐れるもの

それを聞いた中国・アジア第四班の班長の劉 翊武は「……少し唐突な気もするが、巻き込まれた非戦闘員の気持ちはこんなものかもな」と非戦闘員の心情を察していました。すぐさま劉はミサイルでの狙撃を指示、そしてその標的は膝丸 燈でもミッシェル・K・デイヴスでもテラフォーマーでもなく、なんと通信していた二号機・・つまりは八恵子めがけてでした。劉は、膝丸 燈がゴキブリに回収されてしまうことの他に、残るメンバーがジョセフ率いるヨーロッパ・アフリカ第六班を連れて粛正にくることも恐れていたのでした。

信じてる・・・

「……信じてるからね。アレックス。」そう呟くのは八恵子。実は二班の班長でありアネックス計画の副長であるミッシェルはこの事態を想定済み。第四班にミサイルを消費させると共に、ミサイルをアレックスが迎撃することで、遠方にいる第六班へ届く狼煙を上げる作戦でした。「…私が負けそうだと判断したら」というミッシェルの指示は少し遅すぎる気もしますが・・。

まて・・・

しかし最後の最後で想定外の展開。作戦通りにアレックスの投球が確実にミサイルをとらえたと思った瞬間、ミサイルの軌道が急にそれ、二号機の側方に落下しました。しかし・・不発。急いで2発目を準備しようとする四班の班員のぱおに劉は「待て。今…ズレなかったか…?着弾点が…」と疑問を感じたのでした。

届けられた想い

その時、点に力いっぱい手を伸ばす膝丸 燈、「ありがとう。艦長・・・・・・、・・・・・・か、誰か。」という燈の元に降ってきたのは一本の刀。その鞘には蓑虫をモチーフにした溝が刻まれていました。それに気づいた劉は「”7位”は、何をした!?」と慌てていました。「7位」とは第四班が占拠するアネックス1号に独り潜入し、その命と引き替えに戦いを少し優位へと傾けた第三班の「アレキサンダー先輩」ことアレクサンドル・アシモフの事です。彼は第四班からミサイルを奪った際に、発射用のコードは聞き出せないながらも弾頭の爆薬を抜き、そこへその刀を結びつけるという仕事を成し遂げていたのでした。

勝負の行方は!?

『膝丸』

その刀はアネックス1号本艦の武器庫に保管されていた、膝丸 燈の専用武器「対テラフォーマー振動式忍者刀」でした。刃の先頭の方や、柄の部分に空いた数個の穴は、おそらく膝丸 燈の能力の「大蓑蛾の糸」を通すための穴であり、膝丸 燈が持ってこそ真価を発揮するための穴なのだろうと思います。

膝丸 燈と同じ「膝丸」と名のついた刀を構え、再びテラフォーマーと戦うべく立ち上がったのでした。今回の第79話は、週刊ヤングジャンプ No.4+5合併 – 2014/1/22号(2013年12月26日発売) に掲載されています。

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