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テラフォーマーズ 第55話 [END OF THE BRAIN 空の頭] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。火星では不気味な静けさが訪れていました。一方地球では各国首脳による不穏な駆け引きが行われようとしているのでした。

U-NASA で繰り広げられる駆け引き

プランδ(でるた)救助艦飛ばず…

火星で活動するアネックス1号乗組員や読者の期待を裏切る形で、U-NASA の アメリカ代表は プランδ(でるた)で救助へ向かうはずの救助艦を飛ばしていないことを発表しました。

相次ぐマシントラブルに対処中と言うのがその理由でしたが、それを聞いた各国の代表は「え…!!?」と驚いてみせつつも、『バグズ手術』の技術を独占するアメリカとアメリカ唯一の味方であり前回の裏切り者である日本をいつ引きずり下ろして、いつ技術を頂くか、そのタイミングを図っているのでした。

日本首相 蛭間 一郎

そうきましたか…。先週 U-NASA に日本国の首相として 蛭間 一郎が姿を見せたことに “すごい” 、 “バグズ2号で実績があるから頼もしい” と思いましたが、確かにアメリカは失態を、日本は裏切りを企ててたんですもんね。いいように思われているわけもなく。。

優位に立とうとする他国

火星開発が行われている事が公である今が動けるチャンス。アメリカと日本を弱らせながらも、自国チームをどうやって助けるかそんな思惑が渦巻く会議になっていました。まず口を開いたのは中国…。いったいどのような作戦を企てているのでしょうか!?

もう四日…。何故ゴキブリは現れない!?

アネックス1号本艦目指してひた走る

一方、火星活動はもう4日を迎えていました。初日こそテラフォーマー達の総攻撃に合いましたが、その後は不気味なまでに静かな日々が訪れていました。何故!?語り始めるのは小町 小吉艦長でした。

20年前のバグズ2号計画で知能の高いテラフォーマーがいた事、今回の1日目の戦いが最初こそ抜かりない段取りで攻撃を仕掛けてきた様だったが、途中からは力押しの様だった事、小町艦長が戦ったテラフォーマーは何か来るはずの援軍を待っているかの様なそぶりを見せていたことを挙げ、

極めて有能なボスであるテラフォーマーがいたが、”死んだ”と結論づけました。そして「テラフォーマー達の指揮系統が乱れている今がチャンスだ」と、この隙にアネックス本艦まで帰れれば任務の8割は完了だと艦長としての見解を示していました。

アシモフも気づく

火星のピラミッドを調査しているロシア・北欧第三班の班長アシモフも、有能なボスの存在とその死を導き出していました。火星のピラミッドを作り直し、火星が球体であることやボロ衛生の再利用、図説によるバグズ手術の再現など様々な状況証拠をピラミッドで見つけての見解でした。

アドルフとジョセフの功績ですね

その有能なテラフォーマーズというのが、アドルフが率いるドイツ・南米第五班を襲った大群のテラフォーマーを統率するボス。確かに一度アドルフの雷撃を受け地に伏した時、テラフォーマー達の攻撃の手が止まったところからも、小町艦長やアシモフの見解は間違っていないのでしょう…。

結局、意識を取り戻したボスの前になす統べなく殺されてしまったアドルフでしたが、その後その場を訪れたジョセフによってボスは息の根を止められたのでした。

ジョセフの帰りを待つヨーロッパ・アフリカ第六班

第六班は無事だった

ジョセフが裏切り者なんじゃないかと、現実世界のネットで騒がれる中、岩陰に隠れた六班の補充兵達が「ジョセフ班長は必ず戻って来るって…」、「戻ってくるまでここで待ってろって…!」と励まし合いながら身を潜める様子が描かれていました。

ジョセフの裏切り者説ってどうなんでしょうね?小町艦長が「ジョー」って呼ぶ程認め合っている様だし、仲間にも身を隠す指示を出しているし、テラフォーマーにも果敢に挑んでいっているし、単にマーズランキング1位(予想)で優秀なオフィサーって位置づけなのではないかと…。

では誰が裏切りを!?といわれると困ってしまうのですが、もしかしたら今回は火星探索チームに裏切りはなく、地球の U-NASA で裏切りというか技術の奪い合いが繰り広げられ、それに火星のみんなが巻き込まれるという感じになるのかもしれません。。それだと盛り上がりに欠けるかな…

日米合同班、アネックス1号墜落地点へ

アネックス1号の”今”は!?

「もうすぐだぞ。谷が無ければおそらく今日、アネックス1号の所に着く」と言うのは小町艦長。いよいよ次週にアネックス1号の所に到着する様です。はたしてアネックス1号はあるのか、アネックス1号はテラフォーマーに占拠されていたりしないのか、はたまたジョセフが先に辿り着いて何かやってたりしないのかいろいろ考えられます。

最近は平和に事が運んでいるのでそこで何か絶望があるのではと思ってますが、アネックス1号が無数のテラフォーマーに占拠されているだけでは弱いので、実は6日帰ってこないジョセフは殺されていてそれと対面するとか、いよいよオオスズメバチの能力を持つテラフォーマーと対峙するなんて予想をしておきます。。

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