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テラフォーマーズ 第56話 [A PLAN あるプラン] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。火星ではアネックス本艦墜落地点まであと僅かと迫る日米合同班、地球では各国首脳が慎重になる中、ついに中国が口を開きました。

全否定しやがった!!

語り始める中国

火星活動が緊急のプランδ(デルタ)に移行し、それを救助するための救助艦をアメリカが飛ばす事に失敗したという報告を受け、各国首脳は、助け船を出す前に自らの立場を護る為の何とか安全管理を担っている米国に釘を刺す方法を模索している中で、中国首脳は「そう実に無謀…。遣り様はいくらでもあったはずだ」と語り始めます。

「全ては M.O.手術(モザイク・オーガン・オペレーション)の人体実験をするための口実であった。」とアネックス計画を完全否定しにかかりました。そして「火星に居る者の救助については中国が主導する。そのために既に戦術兵器を搭載した救助艦が配備してある」のだと…。

アメリカが救助艦を飛ばせない本当の理由

中国の話しを聞きながらアメリカは、相次ぐマシントラブルで救助艦を飛ばせないとコメントしたことについて「『たぶんテメェんとこの破壊工作に遭ったので』なんて言えるか!!!言ったら地球で核戦争になっちまうだろうが!!!」と心の中で叫んでいます。

地球上で各国が隙を伺っていた戦いは、中国が先手を取る形でついに始まってしまいました。

何か噛み合わないぞ!?

SOS?

アネックス1号本艦を目指す道のりの途中、高速脱出機の中で語り合う小町 小吉とミッシェル・K・デイヴスでした。他班の無事を気遣う中で「第六班のローマの他に第五班のドイツもSOSを出していたのか…」と言う小町 小吉に、ミッシェルは「……? 艦長たち出したろ?SOS…」と。

「いったい何の話しだ!?」と言わんばかりの小町 小吉の表情…。地球からSOS信号が偽造されたのか、他の高速脱出機から信号が送れる様に細工してあるのか…。とにかく裏切り者が残りの班がアネックス本艦に先着するのを妨げる目的もあったのではと想像しています。

裏切り物 / スニーカー

中国の劉

突如アネックス1号前にシーンが移り整列する中国班の補充兵と作戦の説明を始める班長の劉が姿を現しました。全滅した思われた中国の第四班でしたが、こんな形で登場してくるとは…

サンプルは生け捕りが望ましいが死体でも構わない

生け捕りについて補充兵へ説明する劉ですが、どうも様子がおかしい…。

「生け捕りをするには網以外にも、例えば手足を壊すといった事が非常に有効です。」とそこまではいいですが、「人間相手にこれをやるのは気が引けると思うけど!!僕らと違って生まれつき中身が虫な二人なので、テラフォーマーみたいなモンだと思ってやってみよう!!」と続けています。そして終いには「”サンプル”は生け捕りが望ましいですが、最悪、死体でも構いません。」とまで…

明らかに狙いは「奇跡の子」とまで呼ばれるミッシェル・K・デイヴスと膝丸 燈の二人、アネックス1号で待ちかまえて彼らを生け捕り、中国からの救助艦を待って中国へ持ち帰ろうという魂胆でしょう。。

マーズ・ランキング44位

しかし、最後に明かされた劉のマーズ・ランキングが44位とは…。まさか4位の間違いなのではとも思いましたが、ランキング未発表の小町 小吉、ミッシェル・K・デイヴス、ジョセフ等の猛者が残っている中、1位、4位、5位が空きですが彼らに勝るとも思えないので、スニーカーと言うことですしファイターにはかなわず、やはり44位なのでしょう。

でも44位では、ミッシェルの手を捥ぐなんて到底できなそうですよね…。薬を打ったら警戒されるし、生身でミッシェルや燈に勝とうなんて無謀だし、そもそもテラフォーマー達はアネックス1号艦内で中国の補充兵を殺しているし、艦内の薬を壊しにかかっていたりと中国にとっても味方ではなさそうなので、逆風に苦戦を強いるのではないかと思います。

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