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テラフォーマーズ 第50話 [EVOLUTION CRISIS 進化の雛形] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。ミッシェル・K・デイヴス、膝丸 燈、彼らの出生の謎解きが今始まろうとしている!

二世の創出に失敗したドイツ

アドルフ・ラインハルト

U-NASA(国連航空宇宙局)ドイツ支部では支部長と蛭間 六嘉が接触、いらだつ支部長に六嘉は「まぁ…単純に腹立つのは大いに分かりますけど…、もともと自然交配じゃ望みは薄かったでしょう……」となだめる様に語りかけています。

いらだちはアドルフ・ラインハルトの妻に向けられている様で、夫のアドルフと同じくモザイク・オーガンを持った二世の誕生が、彼女の不倫により断たれてしまっていたからでした。

その上、アドルフ・ラインハルトも火星でのミッション初日に命を落とすという失敗続きで、いらだちも最高潮なのでしょう・・・。

二世は2人存在する!

「奇跡の子」ミッシェル・K・デイヴス

ザ・ファーストと呼ばれる彼女は、バグズ2号計画の艦長であるドナテロ・K・デイヴスの娘、ミッシェル・K・デイヴス。モザイク・オーガンと「パラポネラ」の能力を生まれながらに引き継ぐ存在でした。

その彼女は班員のジャレッドと共に、バグズ手術「ニジイロクワガタ」の能力を持つテラフォーマーと戦闘を開始しました。虹色の体で姿をくらましたテラフォーマーの位置を、ジャレッドの持つ能力「シャチ」の反響定位により洗い出します。

ジャレッドが位置を伝えるよりも早く、ジャレッドの音波を聞き分けたミッシェルは、彼の頭上に迫るテラフォーマーを蹴りで捉えます。クワガタの挟む力よりもパラポネラの腕力で勝ったミッシェルは、そのまま彼女が持つ2つ目の能力「爆弾アリ」でテラフォーマーを爆破、あっという間に仕留めます。

「そーいうのをセクハラっつてな、地球では嫌がってる女子に無理に触ると、訴訟・罰金・減給・免職、若しくはこうなる」と言い放ち、冷徹な眼差しを息絶えたテラフォーマーに向けます。

直後、「大丈夫かジャレッド、つかまれ」と優しく手を差し伸べるミッシェルに対し、怯え戸惑いの表情でなされるがまま担がれていくジャレッドの描写が面白い!

人工的に造られし 膝丸 燈

セカンドと呼ばれる彼も、生まれながらにモザイク・オーガンとなんらかの能力(今のところ不明)を持ち、名を膝丸 燈と言う。しかし、東洋人であること以外にその親が誰なのかも謎に包まれていました。

ただ、今回のドイツ支部長の話しで、膝丸 燈の出生の謎が少し明らかとなりました。蛭間 六嘉の兄がその存在を見つけたと言う膝丸 燈は人工的に造られた存在であり、各国が躍起になって成功を目指すも失敗に終わっている二世の作成を二十年も前に成功させた奴がいることの証明なのだと言います。

おそらく、日本で蛭間 七星が接触している 本多 晃 元博士が、膝丸 燈を造ることに成功した人物なのでしょう。そういえば六嘉、七星ということは七星は六嘉の弟か・・・。兄と言うとバグズ2号計画の生存者 蛭間 一郎なのでしょうか!?

しかし、造ると言ってもゼロから人間を誕生させるのではなく、男女を交配させて産ませるのでしょう・・・。すると両親も居るはずで、膝丸 燈は誰の子かという謎までは解明に至りませんでした。

単に絶望的戦いではなく伏線として張り巡らされた謎に迫るこの展開も、先が全く読めません。次週どんな風に発展していくのか続きが楽しみです。

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