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テラフォーマーズ 第73話 [BURNING BLOOD 我のある生物たち] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。アレクサンドル・アシモフの姿と共に、紅の姿も見えないことに戸惑うジェットら中国・アジア第四班でした。果たして勝利の女神はどちらの班に!?

アレクサンドル・アシモフを追う

紅がいない。

中国・アジア第四班が籠城するアネックス1号艦内に潜入したロシア・北欧第三班のアレクサンドル・アシモフでした。彼を倒すべく罠が仕掛けられた先へと戻った中国・アジア第四班の「ジェッド」、「バーキ」、「西」の3名でしたが、マーズ・ランキング7位でありスマトラオオヒラタクワガタの能力を持つ第3班「アレクサンドル」の姿も、第四班「紅」の姿も見えないことに戸惑います。

オレたちの特性は、防護服を着たままでは十分に使えない・・・!!

能力を使って紅を助けようにも、細菌型M.O.手術の能力を持つ紅自身により艦内への敵の侵入を防ぐためにばらまかれた細菌のために、防護服を脱ぐことができずに能力が十分に使えない状況でした。

今のオレだから。やらなければならないんだ・・・・・・!!

戸惑い

その頃、別室で紅を追い詰めたアレクサンドルは、7位専用武器である対テラフォーマー大顎充填式スペツナズナイフ「カフカス・カリンカ」を紅に向けます。家族を守る為とは言え少女を殺すことに一瞬の迷いが入ります。

紅の間一髪、そこへ駆けつけたのは防護服を脱ぎ能力を発揮したジェッド、バーキ、西でした。その行動に驚くアレクサンドル・アシモフ、そしてそれ以上に驚いていたのが、細菌をばらまいている張本人の紅でした。防護服を身につけない生身の仲間の登場に「・・・・・・、え・・・?」と戸惑います。

決死の覚悟

「・・・・・・俺らには無いと思ったか?『決死の覚悟』が!」と言うジェッド、西と共にアレクサンドルを取り囲み攻撃を仕掛けます。西のマーズ・ランキング99位は偽りのランキング。圧倒的な強さでアレクサンドルを地に叩きつけます。

決着

命をかけた死闘

もう虫の息のアレクサンドルでしたが、薬を大量に服用して虫化します。まるでかつてのバグズ2号計画でティンが見せたあの様相です。西の首を締め上げるアレクサンドルに飛びついたのは紅でした。

紅は「・・・あ・・・、あなたは・・・もう・・・・・・、助かりません・・・。」とはじめ、「私は・・・・・・国の事も、あなたの事も、何も知りません・・・。けど・・・・・・、西さんを殺さないでぐださい・・・。」と涙ながらに訴えます。

敵を前に心を打ったとは到底思えませんが、彼女の声に張り詰めていた闘志が尽きたのか、アレクサンドル・アシモフは息絶えました。

アレキサンダー先輩。残念。

せめて西くらいは・・・

アレキサンダー先輩ことアレクサンドル・アシモフ、紅や西を追い詰めるも倒すには至らなかったのが残念です。中国・アジア第四班の班長である劉 翊武が「大打撃だよ」と言ってはいますが、やはり第四班の主力の一人ぐらい倒して欲しかったです・・・。今回の第73話は、週刊ヤングジャンプ No.50 11/28号(2013年11月14日発売) に掲載されています。

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