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テラフォーマーズ 第72話 [MAN ON A MISSION 兵士と父親] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。アネックス1号本艦に残ったロシア・北欧第三班のアレキサンダー先輩。裏切り者の中国・アジア第四班に対してどのような戦いを展開するのでしょうか!?

そこはアネックス1号艦内

逃げれば良かった

独り残り、中国班の後を追うのは三班のアレキサンダー先輩ことアレクサンドル・アシモフでした。

三班の作戦はアレキサンダー先輩の働きにかかっていた作戦でしたが。結果は失敗。でも映画じゃないから当然失敗は想定済み。それでも総員撤退にめ関わらず館内に残ったアレキサンダー先輩は、『逃げれば良かった』と振り返っていました。

ついて来なさい。ヤツを倒す。

アレキサンダー先輩の仕掛けたブービートラップで2人の犠牲が出た中国・アジア第四班。敵の狙いはもう1つのミサイルだと断定し、班長の劉 翊武、爆、バーキ、西、ジェットの主力で先を急ぎます。

アレクサンドル・アシモフの過去

アレクサンドル・アシモフ

「以前のオレなら今からでもダッシュで逃げてたね」というアレクサンドル・アシモフ。ここから、アレクサンドル・アシモフの生い立ちを振り返りながら戦局が展開していきます。

親の顔すら知らないアレクサンドルは、学校を中退して軍に入り、親すら知らない故に情に流されない非道な軍人でした。しかし、敵国からきた留学生に自分を含めた暖かい家族の幻影を見てしまい、事態は一変します…。遺伝子レベルで一目惚れしたというアレクサンドルは、初対面であるにも関わらず結婚を申し出たのです。

シルヴェスター・アシモフ

拒まれつつも熱意でおした結果、父に会うことはできたものの殴られることの連続…。その父というのが、ロシア・北欧第三班の班長シルヴェスター・アシモフだったわけです。

父に拒絶され続けるアレクサンドルでしたが、時は流れ状況は変わり、アレクサンドルはシルヴェスター・アシモフも含めた一家から可愛がられ幸せな家族へと変わっていったのです。

その、家族を想う気持ちが、アレクサンドルをアネックス艦内に留めさせたのでした。

再びアネックス1号艦内

確かに言われてみればそうだ・・・

のウィルス型の能力により艦内は細菌兵器が撒かれた状態、それでもアレクサンドルは第四班を次々と追い込んで行きます。アレクサンドルを追い詰めようと先を急いでいた劉たち主力でしたが、罠が後ろから仕掛けられたものだと気づき、アレクサンドルの狙いが先にあるミサイルでないことを察します。

マーズ・ランキング7位の力

察して戻るも時既に遅く、既に大勢の犠牲が出ていました。7位とは言え相手は1人の手負い。戸惑いを隠せません。そして、再びアレクサンドルの回想へ。病に伏せたアレクサンドルの妻、その原因は火星由来のウィルスA.E.ウィルスの仕業でした。子はおろか母も2年はもたないという絶望的な状況、アネックス計画のロシアの企てを実行に移せば出発を早められるという政府の要請に、家族を守るためそしてアレクサンドルに2度も家族を失わせないため、シルヴェスター・アシモフは決断したのでした。その義父の言葉に心打たれたアレクサンドル。それが残り戦う原動力になっていました。

紅 vs アレクサンドル・アシモフ

四班のメンバーが倒れる部屋で、ジェットはアレクサンドルの姿も、紅の姿もないことに気づきました。別室ではほんを追い詰めるアレクサンドルの姿。防護服を着けない彼女を細菌型の目標と断定。綺麗事を言うつもりは無い、悪びれるつもりも無い!死んでもロシアで最初にワクチンを造る!!オレが只、オレの家族を…、守る為だ…!!!と最後の勝負へ挑みます。

アレクサンドル、家族を守れるのか!?

こんな少女を!?

ついに第四班の深層にまで切り込むことに成功したアレクサンドル・アシモフでしたが、細菌型の能力を持つ脅威は紅という少女・・・。果たしてどういう結末が用意されているのか!?まったく想像もつきません。今回の第72話は、週刊ヤングジャンプ No.49 11/21号(2013年11月7日発売) に掲載されています。

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