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テラフォーマーズ 第58話 [CENTURY OF RAISING ARMS 戦闘と戦争] の感想【テラフォーマーズ】


この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。ついに火星での裏切り者「劉 翊武」との戦いが始まりました。同じ人間同士の争い…。やはり人間の敵は人間なのか!?

狙いは膝丸燈とミッシェル・K・デイヴス

第四班からのコンタクト

通信を切り地球からモニタできない状態とした上で、「聞こえますか?日米合同班の皆さん。劉です。」と日米合同第一班と第二班に対して無線で直接アクセスしてきた中国・アジア第四班。

ミッシェル副長は地雷とシールドを仕掛けたこと、1日目に見つかった四班の死体が偽造であること、プラン δ(デルタ) についてや、SOSの偽装まで全てが劉の仕業だったのかと問い詰めますが、劉は「そんなのはいいじゃないですか、現に今こうなってるんですから。…中略…対処できてなきゃ怪しんでないのと一緒です。」と軽くあしらいます。

劉のいるアネックス本艦から距離をとる高速脱出機上の日米合同班に向けて最新ミサイルを二発撃ちこむ準備ができていることを伝え、膝丸 燈とミッシェル・K・デイヴスの身柄を要求してきました。

最後に劉が言った「そんな、何から何までウチだけの力で全部やれた訳じゃないって事は言っておこうか…」という言葉が気になって仕方ありません。地球のU-NASAの事を言っていなければ、火星に未だ裏切り者が居るということで、ヨーロッパ・アフリカ第六班のジョセフが一気に怪しさを増します。ただ、テラフォーマーと手を組んでいるとかではなさそうなので、もしかしたら劉と同じくプランδを望んでいたロシア・北欧第三班も可能性ありと言うのが判断の難しいところです。。

日米合同班の対応

劉の要求に一瞬固まる日米合同班、思い詰めた様子の膝丸 燈とミッシェル、戸惑いを隠せない鬼塚 慶次とジャレッドの一方で冷静な表情を浮かべる小町 小吉とマルコス・E・ガルシア、アレックス・K・スチュワートと瞬間で様々な思いを巡らせている様でした。

立ち上がるミッシェルと膝丸 燈、それと同時に「待て」と言う小町 小吉に「……は?」と応じる二人でしたが、小町小吉やアレックスが言うには「一瞬の迷いもなく自分より仲間の安全を選んだのは分かるが、オレらの事を思ってくれてるのなら逆、2人が確保されたら間違いなくミサイルを撃ち込まれる。」とい言うものでした。

確かにその通りですね。

そのころ劉は地雷を踏む前に気づかれた事に少々イラだっていました。こうならない様に第五班のアドルフを足止めしたという事…。確かにアドルフはデンキウナギの能力でテラフォーマーをいち早く察知し回避するという姿を披露していました。五班の襲撃も四班が計画したものだったとは…。しかしアドルフらが全滅したのは有能な頭を持つテラフォーマーの大群に襲われたせいで、でも最初にアドルフの高速脱出機に激突してきたのは四班のと思われる高速脱出機で、でも運転していたのはテラフォーマーで…と、ちょっとこの辺、起った事象と劉の発言のつながりが見いだせず、釈然としません。。ここに綿密に練られた構想があるなら、カギを握るは第三班のアシモフ達ではないかと…

このレベルでは、劉に「対処できてなきゃ、怪しんでないのと一緒です。」と言われてしまいますね…

対空シールド

四班のテラフォーマー戦もまだ終わっていない

日米合同班に交渉を持ちかけるも、まだ遠方のテラフォーマーから攻撃を受ける第四班でした。邪魔された事に激怒する劉の言葉からはもはやユーモアのある口調はみじんも感じられません。これが本当の姿なのでしょう…。第四班は対空シールドを展開し、テラフォーマーが投げる岩を片っ端からバラバラにしていきます。

対空シールド破る

そんな対空シールドを破ったのはテラフォーマーではなく日米合同第一班でした。モンハナシャコの鬼塚 慶次がレーダーを視て、オウギワシのアレックスがレーダーの隙間を通す投球でメイン基盤を破壊、予備システムに切り替わる僅か0.8秒を突いてハリオアマツバメの三条 加奈子がアネックス1号上空を駆け抜け、加奈子の力を借りて対空シールドの内側に降り立った小町 小吉が第四班の一名をノックアウトするといった連係プレー。しびれます。

ただ、劉の冷静に睨みつける様な眼差しが気になります。マーズ・ランキング44位の割りには冷静な言動、オオスズメバチの小町 小吉に間合いに入られても動じない様子。これは何かありますね…。

怒りの小町小吉

次号に期待

劉の言動やもう一人の裏切り者に不安を感じながらも、敵の懐に入った小町 小吉の決めゼリフ「武器を持ったままで構わん、一列に並べ!!!」と、最後1ページの大ゴマで鬼の様な表情を浮かべる小吉の姿に、次号圧倒的優勢を見せつけるのではないかと期待しています。

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