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極黒のブリュンヒルデ 第63話 [繋いだ手と手] の感想


良太たちのいる天文台に突如姿を現した初菜(はつな)、人間を信用しない彼女がカズミが信頼すると言う良太(りょうた)を試してみるが、高い鉄塔から宙ぶらりん…。初菜が説明する”死なない”能力を信じず、「絶対手を離さない」と誓う良太に慌てる初菜でしたが…

きっ…キミ、考えすぎだって!!

絶対絶命

高い鉄塔から足を(わざと)踏み外した初菜を間一髪のところで手をつかむ事に成功した良太でしたが、痛んだパイプが外れ二人は宙ぶらりんに…。「落ちても死なないから手を離して」と言う彼女に「そんな都合のいい話を信じるか…」と手を離そうとしない良太に初菜は慌てていました。

良太自身も初菜が「死なない」能力を持っているなら、それまでの不可解な行動の筋が通ると分かっていながらも、自分を助けるためのウソかもしれないから話すわけにはいかないという主張を崩しません。幼き日に幼なじみの女の子 “クロネコ” とダムに転落して失ってしまった後悔の念から手を離すことは出来なかったのでしょう。

……。ウソ……

作戦実行

「このままじゃ二人とも…」と心配する初菜に良太は、少し離れた足場まで初菜を投げ飛ばして両手を空けてパイプを伝って戻るという作戦を説明します。「私が投げ飛ばした反動でパイプが壊れたらどうするの?」という初菜の質問には「知るか」と作戦を決行に移します。

良太転落!?

辛くも足場につかまった初菜は「あっぶねぇ…死ぬかと思った…。いや別に落ちても死なないんだけど…。」と一安心。「ありがとう!!キミも…」と振り返るとそこには良太の姿もパイプすらも無く…

ギョッとして絶望的な表情で下をのぞき込む彼女の姿が意外でした。そんな話しがあったわけじゃないですが、何故か彼女に冷酷なイメージを抱いてしまっていたので…。しかし…。良太は大丈夫なのでしょうか!?

はっははは〜!!見ましたか私の魔法の威力!!

間一髪

もう完全に諦めていた良太ですが、地面に落ちる瞬間に小鳥の魔法「入れ替わり」で助けられました。佳奈が余地して駆けつけたのだそうです。ようやく状況が飲み込め、「小鳥の魔法で入れ替わったら、運動エネルギーがリセットされるんだな。」と言う良太に対し、「えっ?どういう意味ですか?」と答える小鳥…。

これは先週、自分も思いました。まさかここで良太が死ぬわけはないけど誰が助けるのだろうと…。寧子や佳奈やカズミの魔法では手も足もでなそうだけど、小鳥の魔法で入れ替わっても落ちることには変わりないしと…。まぁ、とにかく良かったです。

その後の初菜が涙を浮かべて「良かった…。こんなとこでうっかり殺しちゃうところだった…。はぁ〜ホントに良かった…」と足場でしゃがみ込む姿も印象的でした。

私、キミのこと好きかも

突然の告白、焦るカズミに取り乱す寧子

良太に「ごめん。試すようなことをして本当に悪かった。本当にごめん。」と謝る初菜に、「お互い生きてるから別にいいよ。」と返す良太。その姿に「私、キミのこと好きかも。キミ彼女いないの?だったら私キミと付き合うわ。」と自分ペースに迫り良太にキスする初菜でした。

焦るカズミも、魔法が暴発して周りの物を破壊し始める寧子もいつもの光景。ほのぼのハッピーエンドと言っていいでしょう…。

どうなる?この先の展開…

これで良太達に新しい仲間が増えましたね。しかし強力なヴァルキュリアが現れた今、この後どう物語が展開していくのか全く読めません。とりあえずヴァルキュリアは大量の鎮死剤を手に入れたし寧子には仲間意識を持っているのですぐに襲われることはなさそうですが、敵であることにはかわりありません。良太側の鎮死剤の問題もあるし、失敗続きとは言えヴィンガルフが小鳥回収を諦めるはずもないし、またすぐにでも一波乱あるのではないかと思っています。

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