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極黒のブリュンヒルデ 第64話 [点と点] の感想


良太たちのいる天文台に突如姿を現した初菜(はつな)、良太(りょうた)を信用できる人間か調べた事をきっかけに好きになり、寧子(ねこ)やカズミを差し置いて恋人宣言をして迫ります。心中穏やかでない寧子とカズミ…。いったいどんな展開になって行くのか!?

初菜のペース

初菜に翻弄される良太

他の天文部員の前で、良太へ肩揉み腰揉みとマッサージを初菜でした。寧子とカズミはイライラ。良太は今日会ったばかりの初菜の「好き」と言ったり、「付き合って」と言ったり、キスしたり、マッサージされたりという行動に戸惑います。

「お風呂で背中流してあげる」と言い出す初菜に、「ふ…不健全だろ…そんな…、一緒にお風呂に入るなんて…」と照れ返すも、「はぁ?誰が一緒に入るって言った?それとも期待した?」と言い、耐えかねて「散歩してくる」と席を外す寧子を見て「初菜、いい加減にしろ!!そもそもおれはお前と付き合うなんて言ってないだろ!!」と強く出るも、澄ました表情からニコっと笑って「冗談だってば」と返してきます。

良太が何を言ってもあしらわれる感じですね。。

イライラ…

心乱れる2人

外の空気を吸いに行った寧子は、前もそうでしたが「全然なんにも気にしない〜♪誰が誰と付き合おうとも〜♪誰が誰とキスしようとも〜♪」と変な歌を歌い始めます。一方でカズミは「あの鈍感の村上には、あんくらいストレートにいかなあかんかったんや!」と布団を蹴りつけ怒り心頭です。

この恋い模様の方も、本編のミステリーと合わせて進んで行くのでしょうか!?

つながる点と点

九 千怜

闇の研究施設ヴィンガルフでは、数多くの強力な魔法を使う魔法使いヴァルキュリアを逃がした責任を問われる九(いちじく)という者の姿がありました。ヴァルキュリアは魔法で山を消し飛ばしたり、何人もの死者を出したりともはや穏便に自体を収拾することができなくなったこの事態を追求しています。責任者と思われる男が「楽には死なせない。君には期待していたのだが…残念だ。」と言い残したところで次のシーンに移ります。

小五郎

一方で、鎮死剤の手がかりを追う良太は小五郎の研究室を訪れていました。小五郎は学生時代に研究室仲間が書いた論文をあさり、鎮死剤を現物の解析ではなく作用面からの成分特定できないかを考え、その研究をしていた知人の論文を見つけたところだと言う。

小五郎ですら天才と認める彼は、当時教授から出された課題の意味不明さに憤慨した小五郎らゼミの全員の前で、その問題の本当の意味を説明し、明快な問いに変えたという…。この回想の中で小五郎が「人間というのは自分に理解出来ないことをバカにしてしまうのだよ。その時の私がまさにそうだった。」という言葉に納得させられました。

後は、再び小五郎の「だが、天才というのは人としてのバランスを欠いているから天才たり得るんだ。彼も著しく人間性が欠如していた。」という言葉も妙に納得させられました。

そして小五郎は彼について「彼の目的はただひとつ、命の解明をすること。そのためにはどんな犠牲を払っても許されると考えていたんだ。たとえ、この世の全ての人の命と引き替えでもね。」と語っていました。

その天才は今何処で何をしているんだ?

良太の「そんな天才は今、何をしてるんだ?」の問いかけに、小五郎は「さぁな」と答えます。そして核心部分「あれほどの天才が在野に埋もれるはずはないのだが……。九はいったい何をしているのか…」と。

小五郎の言う天才と、ヴィンガルフで正に今責任を追及されている天才が同じ人物であることが明かされました!

どうなる?この先の展開…

九が組織の意向を無視してヴァルキュリアを解き放ったのも、何か大きな目的があった為だという事が見えてきました。それが何であるかは全く想像も付きませんが…。そして小五郎は彼の論文から鎮死剤の成分特定に成功するのでしょうか、さらには小五郎と九が再会とかもあるのでしょうか!?

その時果たして彼らは仲間となるのか、完全な敵として対面するのか、そもそも九はこの事態をどう切り抜けようとしているのか!?謎は深まるばかりです。

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