東京喰種 第113話 [氾羽] の感想【東京喰種】
なんと東京喰種がアニメ化大決定だそうです。詳細は今後のヤングジャンプで随時発表されていくそうです。 ところで、いつも2文字の漢字でつけらけているタイトル。今回は「氾羽」ですが、辞書で調べてみた限りでは一般的な単語ではない様です。さすがにもう113話、造語も入ってきますよね。さて、物語は過去に戻り四方とウタが知り合ったあたりのエピソードです。
復讐の四方 蓮示
ついに姿を現したCCGの有馬 貴将捜査官。有馬に姉を殺された四方は「俺は・・・、貴様を許さない・・・!!貴様が・・・死ぬまでッ!!!」と叫び、有馬へと先制攻撃をしかけます。いきなり緊張感のある展開の腰を折りますが、「四方は有馬が死んだら『許す』んですかね・・・」
有馬に向かう強烈な赫子。「あれはマズイ・・・ッ!!」と慌てる仲間をよそに、「・・・悪くないな」とつぶやいた有馬は甲赫のクインケIXAで難なく凌ぎます。有馬班長かっこいいですね。
喰種のコメント・・・
それを見た喰種の一人が「四方の赫子を凌ぎましたよ。」と驚き言葉を漏らしていまが、マスクまでして正体を隠している喰種にしてはなんとも不用意な発言・・・。以前、カネキとトーカがCCGの支部の建物内で、不用意にトーカの名を呼ぶカネキを注意したシーンもありましたし。とにかく有馬の実力は喰種からみても要注意の様です。
復讐か・・・
その四方の赫子をみて「見たことあるな、その赫子・・・」という有馬 貴将、どうやら彼も四方が以前に手がけた相手の家族である事に気付いている様です。次のクインケ「ナルカミ」を構えます。こちらは羽赫のクインケで中距離から四方に対して反撃にでます。
四方はそれをかわして有馬との間合いを詰めるも、有馬の指示で平子 丈が飛び込み、四方に一撃を浴びせます。この状況とこの相手を前に部下の実践訓練という余裕までみせる有馬、それでも立ち上がり復讐を遂げようとする四方に割り込む形で一人の喰種が立ちふさがりました。
その喰種こそが、今や20区で喫茶店「あんていく」の芳村店長でした。有馬に攻撃を仕掛けるも目的は四方の救出、戦いはそこそこに四方を連れてその場を立ち去りました。4区を仕切るウタでさえも、その当時はこの喰種が誰であるかすらわからなかったものの、「わかんないけど見方みたい・・・」といったん退く決断をしていました。
有馬は逃げる喰種を徹底的に追い詰めることはしないんですかね。亜門 鋼太郎といい、真戸 呉緒以外の捜査官はどうも詰めが甘いような気がします・・・。
四方の心境
この一件の後、芳村店長は四方を保護し、訓練相手になったりしていた様です。その中で芳村店長が何を与えたのか、次第に人が変わったかのように剣がとれていき、一瞬だったものの「あんていく」でウェイターを務めるほどになったそうです。
ここで現在に話しは戻り、この話しと「みんないろんなこと考えてるからさ、難しいよわかり合うって・・・」という言葉をウタから聞いたカネキは、「僕は・・・、四方さんに会いに行きます。」と決心していました。カネキは復讐の念など抱いていないはずですし、強さと引き替えに自分を見失うことを恐れていたはずですが、四方のエピソードのどこに自分を重ねたというのでしょうか・・・
この組み合わせは!?
さあ、ここで場面は一転し月山 習と笛口 雛実のなんともミスマッチな組み合わせ。「いざ行こう!僕たちの秘密のカフェタイム!」と張り切る月山、表情には全く現れていませんがまた何やら企んでいるような気がします。いったい何が起こるのでしょうか!?今回の第113話は、週刊ヤングジャンプ No.10 – 2014/2/20号(2014年2月6日発売) に掲載されています。