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東京喰種 第35話 [孤闘] の感想【東京喰種】


最近次から次へと新しい話しが登場し、詰め込みすぎでは!?と思っていましたが、今週もまた新しい話しでした。心の葛藤にひかれ読み始めた作品ですが、新展開を迎えてからは微妙な感じが続いています。未解決のまま新しい話しが次々と入ってきてよくわからなくなってきました。

また新たな話し!?

西尾 錦

喰種のレストランについて考え事をしながら歩いていたカネキ(主人公の喰種で元人間)は道に迷ってします。そこで偶然ケンカを目撃し、一方的にやられている人が喰種で大学の先輩の西尾 錦であることを知りました。殴る蹴るの暴行を受けている錦を見捨てるわけにもいかず、ケンカの相手に声をかけるカネキ・・とまではよかったのですが、それに対してケンカ相手がカネキに「”喰種”かコイツ?」と問いかけています。人間と喰種とではどちらかと言えば喰種の方が立場が弱そうなこの社会で、自分が喰種であることもバレる様な発言が不用意に出てくるのは如何なものかと。

強くなっているカネキ。ウワサもここまで広がっていた。

あっという間に3人の喰種を追い払うカネキ。しかも赫子を使わずに素手だけでというのはやりすぎでしょう。去り際に「”20区の眼帯”って本部の捜査官殺した野郎じゃなかったか?」と言っていますが、喰種捜査官と言えど所詮は人間。カネキが喰種捜査官を追っ払うところを実際に見ていた喰種もカネキを称賛していましたが、喰種捜査官というのは凶悪な喰種よりも恐れる存在なのだろうか。他に捜査官殺しの喰種ぐらいたくさんいるだろうと思うのですが。。

西尾の彼女

西尾を自宅まで連れて行ったカネキは、そこで西尾の彼女と出会う。彼女に介抱されながら独り言の用につぶやく西尾「リゼが死んだ頃からワケがわからない喰種が現れたり、20区で喰種捜査官が死んだりとおかしな事ばかり。捜査官の動向が気になって狩も満足にできやしない。」と。

そんな発言を黙って聞いているくらいで、西尾の彼女は西尾が喰種であることもカネキが喰種であることも知っていて、カネキの「西尾が喰種とわかった時、怖くなかったのか?」という問いに、「もし自分が喰種に生まれていたら人を殺していたと思う。たまたま人間に生まれただけできれいに生きる事が許されている。」と返答。それにさまざまな思いを巡らすカネキだったが・・・。

考えさせるところだと思いつつも、以前に西尾が、カネキと永近の友人関係(カネキは以前人間だったので当然の感情)を見て「喰種にとって人間は所詮食いもの。人にとっての家畜と同じ。家畜同然の奴らと友達ごっこなんてしてて楽しいの?」といっていたのがひっかかり、西尾と西尾の彼女が信頼しあってこそ成り立つ今回の話しを邪魔しています。そしてカネキはすっかり喰種の立ち位置になってしまいましたね。

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