テラフォーマーズ 第69話 [SHIFT TO ANNEX 変化] の感想【テラフォーマーズ】
この作品は集英社の週刊ヤングジャンプで連載され、宝島社の「このマンガがすごい! 2013」の第一位にも輝いた作品です。仲間割れなど知らんとばかりにロシア・北欧第三班と中国・アジア第四班の戦いに割って入った無数のテラフォーマー達。この戦局は如何に。
社会の変化
テラフォーマー達が建て直した理由
一週間前のドイツ・南米第五班のアドルフ・ラインハルトの活躍で優秀な頭を失ったテラフォーマー陣営。僅か一週間という立ち直りの早さに驚く、アシモフ、アレキサンダー、劉 翊武、ジェット達でした。
それを可能にしたのはテラフォーマー達の社会の変化でした。決して進化や発展などではない。ただの「変化」です。必要に駆られたり、全くの偶然であったり、または誰かの意志だったりと「社会の変化」は起るもので、火星のゴキブリであるテラフォーマーであってもそれは変わらなかった様です。
子どもたちの襲撃
アネックス1号メンバーに異様に写ったのは、子どもたちだけが襲ってくる事。鬼蜻蜓の能力を持つテラフォーマーは襲ってこずにメンバーをばらけさせるに徹している様子でした。その動きに翻弄されるも、すぐに子どもたちへの実践教育だろうと感づくメンバーでした。
ヴィジョンがある者の強さ
優秀な頭を失い一度は統率を失ったテラフォーマーでしたが、それをきっかけとして更なる進化をとげることも、さらに有能な頭が産まれることもありませんでした。ただ、頭が描いていたヴィジョンは見えており、それに向かい皆が学んだだけのこと。同じヴィジョンを持つもの同士一丸となって襲ってくる。これはヴィジョンを持つ者たちの強み…。
1人の新たな指導者と幼いながらも大勢の戦士。テラフォーマーが優位に立つ条件は揃ってますね。。マーズ・ランキング第3位のアシモフも劉との戦いでかなりのダメージを受けてますし、アネックスメンバーはかなり苦戦を強いられそうです。第2位のアドルフに続き、ここでアシモフも死んでしまったりするのでしょうか!?
かろうじて防衛中…
空中からの援護
子どもながらもゴキブリながらの素早い身のこなしに翻弄されるメンバー。次第にピンチになっていく地上戦に援護を加えたのは針尾雨燕の能力を持つ三条 加奈子でした。高速飛行からテラフォーマー数体をまとめて退治していきます。
ロックオン
しかし、三条 加奈子に目をつけたのは鬼蜻蜓の能力を持つテラフォーマー。鬼蜻蜓は羽ばたく物を追いかける習性があるそうで、その飛行性能故に昆虫同士ではほぼ無敵。その刃が向けられました。
その名の通り鬼の形相を向けるテラフォーマー。睨まれた加奈子は冷や汗ダラダラです。。
イワン
そんな加奈子のピンチに応援で現れたのはイワン。一瞬の間合いでオニヤンマゴキの背中に飛び乗ります。背後を取ったイワン。チョウセンアサガオの能力はオニヤンマ・ゴキにも幻覚をみせることができるのでしょうか!?加奈子には何とか生き残って欲しいです。
悲惨な結末が待ってたりしないか!?
今後の展開は!?
最近の展開があれでも多少平和だっただけに、テラフォーマーが再び活気づいた今、アドルフの様に何度も立ち上がり果敢に挑むも結局は第五班全滅みたいな流れにならないか心配です。ジェットもこのあたりで人類の為に活躍して欲しいところ…。
紅ちゃんも無事だったことが分かりましたが、アネックス1号艦内で1人、着替えようとしている背後にテラフォーマーが迫ります。。こちらも安否が気になります。再び動き出した悪魔との戦い。今後の展開は全く予想できません。。今回の第69話は、週刊ヤングジャンプ No.46 10/31号(2013年10月17日発売)に掲載されています。