コミック読書レポート #こみれぽ

週刊ヤングジャンプ2015年1月29日号（通巻No.1712）に掲載の「カコとニセ探偵」第４話を読みました。前回までで殺戮の屋敷に潜む真犯人にあたりをつけた六波羅 覚は、刑事の水沢へ「その真犯人の元へ案内する」と言う･･･。第３話・第４話にして早くも二話構成。どのような結末が待っているのでしょうか。

犯人の潜伏先

これまで情報収集した内容から、六波羅は殺害現場付近の床板を外して地下へ続くはしごを発見して見せたのでした。はしごを降りるやいなや「･･･行こう」という六波羅に対して、水沢刑事は「ちょっと待って。本当に犯人がいるなら応援を呼ぶわ」と冷静な対応。二人だけ（カコも含めれば３人か･･･）で乗り込むなんて無謀な物語展開だなと思ってただけに、この反応はしっくりきてました。

お前、今、狙われてるぞ

「おい、名探偵」とカコが六波羅に狙われていることを忠告します。そして六波羅めがけて放たれたクロスボウの矢を間一髪のところで掴み取り六波羅の身を守るのでした。攻撃相手が生身の人間であってもカコは六波羅を守る事ができるのでした。

クロスボウは連射できないこと、放たれてもカコが守ってくれることから、六波羅は暗闇の先に居るであろう真犯人めがけて走り出しました。僅か５秒で放たれてた次の矢に戸惑いながらも距離を詰めていく六波羅･･･。「やば･･･。近過ぎる。」と言うカコ･･･。その瞬間、六波羅の顔面に真犯人であろう男の膝蹴りが直撃したのでした。

真犯人（人間）と怨霊

ついに六波羅たちの前に姿を現した真犯人「基樹」･･･、おそらく５０代の覆面をかぶった小太りの男･･･。そして息子に取り憑いた母親の霊･･･。いよいよ怨霊も交えた最終決戦が始まりました。

基樹が隠し持っていた拳銃の弾丸ですら掴むカコでしたが、基樹の母親の怨霊に首を絞められピンチに･･･。六波羅も基樹に殴られその場でのびてしまうのでした。「モタモタしてるとサトルが殺られちまう･･･。あっちはデブ。こっちはババア。板挟みだな。」と戦況を分析するカコでした。

決着

我に返り、ボウガンで応戦する六波羅でしたが、母親の怨霊の加護を受けた基樹は痛がる様子は一切無く六波羅の首を絞めにかかるのでした。もはやこれまでかというところで、かわいらしい女の子の姿と化したカコの姿･･･。カコは「･･･殺人犯。お前の母親は私が浄化したぞ。」と勝利を宣言するのでした。

怨霊とその加護を受けた化け物･･･。今回の戦いを振り返った六波羅は「何故、今まで怨霊の存在に気づけなかったのか。･･･いや、今はどうして気づけるのか･･･。それは俺がこのカコの加護を受けてるからなのか･･･」と思うのでした。

ところで、人間界的には水沢刑事が気を失っている間に、六波羅がボウガンで基樹を打ってしまったという事実だけが残るワケですが、しっかりと正当防衛は認められるのでしょうか。決着はついたものの次回が気になります。