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カコとニセ探偵 第2話 [溺れる者たち] の感想


週刊ヤングジャンプ2015年1月15日号(通巻No.1710)に掲載の「カコとニセ探偵」第2話を読みました。ニセ探偵と題しながらも名推理ぶりを発揮する六波羅 覚と、謎の憑依霊カコの名コンビが怨霊が絡む事件を解き明かす新感覚推理マンガです。斬新な設定に興味を引かれ、連載を追っていくことにしました。

主人公「六波羅 覚」

名探偵「六波羅 覚」は、霊が見えるという特異体質。真実の手がかりは被害者の霊が教えてくれるので突拍子もないところから推理が始まります。その的確な推理と強い正義感から容疑者から敵意を向けられたり、突拍子もない推理故に被疑者から推理を不服とした訴訟を起こされたりで私生活はめちゃくちゃです。家族は出ていき、ひとり取り残された家はもはやゴミ屋敷・・・。取り憑いたカコも「お前の家に比べたら、私が以前にいた女子トイレの方が遙かに清潔だと感じるぞ。」と言うほどでした。

学校(六波羅は高校生)でもその正義感は健在で、クラスのもめ事に首を突っ込みすぎたあげく生徒達からも避けられる存在になっていました。カコはその様子を見て「すごいなサトル・・・。皆がお前を避けてるぞ。まるでモーゼだな!」と表現していました。なんかうまい表現の様ですが、実は私はモーゼが何者なのか知らないのでピンときていません。モーゼって海を割ったという人ですよね??

校庭で溺れた少年

六波羅が教室で授業を受けている最中、校庭で事件は起こりました。大垣という生徒が大量に水を吐き意識不明。先生は必死に心臓マッサージを施すのでした。大垣から霊体が抜け出した事を見た六波羅は校庭に駆けつけ霊からのメッセージを受け取ります。ここで一生徒が「学校の中でも死亡事件かよ。名探偵の行く所、常に死がつきまとうというヤツか!ハハハ・・・。」と皮肉っているのが印象的です。推理マンガで誰もが思うアレです。

校庭で溺れた少年と、その少年の霊が指刺した別の少年の2人の共通点と、もう一人の少年が見ていた部屋の水浸しの痕跡から、過去に他2人の溺死した被害者が居て、彼ら4人は空き部屋でぼや騒ぎを起こしスプリンクラーを動作させていた事までを推理していました。いくら霊が教えてくれるからと言って、これだけの手がかりからこんな飛躍的な推理ができるなんてニセ探偵であるはずありません。。

怨霊

そんな推理を展開しながら、六波羅がたどり着いたのは学校屋上の給水塔でした。その給水タンクの水は飲料用には使われておらず、全てスプリンクラーの水なのだそうです。溺死したり溺死しそうになった4人のみがこの水を浴びた事実から給水タンクに怨霊が住み着いていると判断した六波羅でした。

給水塔のフタを空けたとたん、中に引きずり込まれた六波羅。それは予想通り怨霊による仕業でした。絶体絶命のこの状況を宿主で怨霊退治に使命感を燃やすカコが救います。怨霊に手をかけ浄化するカコ。普段は化け物そのものの顔をしていますが浄化する瞬間はとても可愛い女の子(女子高生)になります。すぐ戻ってしまいますが・・・。

事件解決

怨霊によって給水塔に引きずり込まれて水をたくさん飲んでしまった六波羅ですが、カコの活躍により怨霊も浄化、事件も沈静化しました。大垣君は犠牲になってしまった様ですが、問題を起こした4人のうち1人はなんとか無事に解決しました。

次回からもこんな感じで物語りが展開していくのでしょうか。憶測が真実みたいな展開だし、推理モノという感じでもないので物語がどういう方向性で進んでいくのか見えません。ゲゲゲの鬼太郎みたいな戦いものになったりして・・・。いやカコはともかく六波羅はそんなキャラじゃなさそうだし・・・。しばらくは様子見ですね。

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