【かぐや様は告らせたい】第11話 [かぐや様は差されたい] 読みました。相合い傘頭脳戦。
2016年6月2日発売の週刊ヤングジャンプ No.27に掲載の かぐや様は告らせたい 〜天才たちの恋愛頭脳戦〜 第11話「かぐや様は差されたい」を読みました。この作品は赤坂 アカ 先生の作品で、今回は巻頭カラーでした。
お互い両思いであるにも関わらず、プライドの高い二人・・・、[告白する=負け=支配される]の方程式を胸に、今日も相手に告白すべく頭脳戦が繰り広げられるのでした・・・。左上の画像は単行本1巻の商品リンクです。アイキャッチ画像を兼ねて紹介させて頂きました。
今回の頭脳戦
今回は梅雨に向かうこの季節ということで、お題は「相合い傘」生徒会長の白銀 御行と副会長の四宮 かぐやは、雨を利用して相合い傘に持ち込むべく思考を巡らせるのでした。
雨・・・
お嬢様のかぐやは送迎車での登下校。しかし今回は送迎車のパンクで歩いて帰るのだと言う・・・。それを聞いた白銀は「だとすれば、あれがいけるか!」と相合い傘作戦を練り始めるのでした。
なんでも作者によれば、相合い傘は『恋人との夏休み』というブランドを求める男女の品定め時期に繰り広げられる牽制行動(マーキング)なのだとか・・・。
相合い傘作戦決行!
下駄箱で雨を眺める二人・・・。そして相合い傘作戦が結構されました。
白銀「しまった。傘、忘れた・・・」
かぐや「どうしましょう・・・、傘がありません・・・」
なんと二人同時に(^_^;)
まさかのバッティングに凍り付く二人。すぐさま分析を開始した二人が到達した結論は、「お互い傘など忘れているはずがない。」という確信でした。
嘘を暴く
ここからは如何に相手に傘を持っていることを自白させるかという戦いへとシフトしました。お互いがそれぞれの言動の矛盾について指摘。この戦いは、準備の周到さからかぐやに勝利の女神がほほえもうとしていました。
かぐやはなんと、自ら送迎車のタイヤに穴を開け、白銀の自転車が学校の自転車置き場にないことをチェックし、天気図を読み込み、逆さテルテル坊主を吊してまでこの日この時に備えていたのでした。一方の白銀は、かぐやの「歩いて帰る」発言に端を発した浅い戦略・・・これは勝負になりません。
さあ、かぐやのだめ押しの一言「あぁ、やっぱり私は濡れて帰るしかないんでしょうか・・・・・・」
この勝負決まりか!?
藤原書記乱入、かぐや困惑
そこに突如あらわれたのは、生徒会書記の藤原 千花でした。藤原書記は「置き傘が教室にもある」と告げるとかぐやに傘を手渡したのです。
どちらが傘を持っているかのこの勝負で、傘を手に入れてしまったかぐや・・・。この想定外の事態に、白銀との相合い傘にどう持って行けばいいか思考を巡らせるかぐやでした。
かぐや思考停止、勝敗は「ひきわけ」
いろいろ考えたあげく、「この傘は会長にあげます!!」と言い出すかぐや・・・。
かぐやと藤原書記とのやりとりを見ていた白銀は「いや、この傘は藤原書記のだろう!?」と言うも、「又貸しです。」と取り乱した提案をするかぐや・・・
見かねたしろがねは「・・・じゃあ 半分借りる ・・・・・・ってのはどうだ?」と傘に手を添えるのでした。
「仕方・・・・・・ ないですね」と少し照れた様な表情で答えたかぐやでした。
無事に相合い傘に持ち込んだ二人、お互い照れ緊張した面持ちな二人は、すっかり雨などやんでることに気づく余地などなく相合い傘で下校するのでした。
今回はいつになくほのぼの展開でいい感じでした。
連載が始まって間もない本作品ですが、ミラクルジャンプの方で連載されていたのが人気でヤングジャンプに移籍してきたのだそうです。もう単行本一巻も出てますので、気になる方はチェックしてみてください。二巻も2016年7月19日に発売予定だそうです!
まさにラブコメな斬新な恋愛駆け引き、白銀会長の冷静な様で取り乱す様、かぐやの可愛さ、藤原書記の突拍子のなさ、二人の駆け引きと一人の茶々入れがとてもテンポ良く、笑える作品です。
さて、ストーリーは流れつつも一話完結のこの作品、次回はどんな恋愛頭脳戦が繰り広げられるのでしょうか。とても楽しみです。