コミック読書レポート #こみれぽ

良太や寧子らの前に立ちはだかった九 千怜とヴァルキュリアこと藤崎 真子。一般の高校生とＢランク魔法使いにいったい何ができるというのでしょうか！？絶体絶命のこのピンチをどの様に切り抜けるのかが見物です。

１１０７番、７６２０番、捕縛

千怜の目的

村上 良太と魔法使い達を前にして、九 千怜は「１１０７番と７６２０番を捕縛。残りはここでイジェクトし、ドラシルを回収する。」と冷酷な宣言をします。１１０７番とは 鷹鳥 小鳥、 ７６２０番とは 黒羽 寧子。２人を除く カズミ、佳奈はここで殺されるのだという・・・。

良太の作戦

良太は「あなたに話しがある」と九の元に寄るも、その先に何かを見つけて突如「おれは殺さないでくれぇ！！ おれは関係ないんだ！！ ただこいつらがかわいそうだと思ったから、ちょっと手助けしただけで！！ おれを殺さないでくれ！！」と涙ながらに土下座して命乞いします。

これにはさすがの２人も唖然とします（読者も唖然としたハズ）が、もちろん良太の作戦。良太の先には初菜の姿が見えていました。

逃げちゃえばいいのにね。

「全く私もお人好しよね。逃げちゃえばいいのい…」と言う初菜は、一か八かヴァルキュリアをハングアップさせるべく、良太の騒動を利用してヴァルキュリアに飛びかかります。圧倒的実力差にも関わらず、ヴァルキュリアを地面に伏せさせた初菜。勝負あったかと思われました。

勝負あり

初菜が目にしたのは、始めてみる形状のハーネスト…。どうすればハングアップできるのかと戸惑っているうちに、ヴァルキュリアの魔法で真っ二つにされてしまいました。初菜の「死なない」能力で死は免れましたが、勝負はヴァルキュリアに有り。万策尽き絶体絶命…。

チサト？

良太、思い出せず・・・

立ち上がった良太を見たヴァルキュリアは、九に「千怜、こいつは殺していい？」と問いかけます。その話しを聞いた良太は「……。チサト？ つい最近その名前を見たぞ？一体どこで…」と思い出そうとしますが思い出せません。

柱谷 小五郎の研究室を訪れた時に、鎮死剤の開発に役立ちそうな研究をしていた人物と九の名が挙がり、そこで見せられた論文にしっかり「九 千怜」と書かれていたのですが、さすがの良太もすぐにそこまで頭が回らないですよね。。

何故殺す？

何故生きることを許さない？

良太は九に「なぜ、お前は彼女たちを殺さなきゃいけないんだ？」問いかけます。糾弾するでも妨害するでもなくただ生きたいだけの彼女の命を何故奪おうとするのかと…

それに「潜在的な脅威であり放置する理由などない。」と答える九、「全部あんたの都合じゃないか！命を奪われる魔法使いたちの気持ちを考えたことはあるのか？」と詰め寄る良太、「あるわけがない。虫を殺す度にいちいち逆の立場で考えるのか？」と返す九、「話しが全然違う！！同じ人間同士だ！！」と荒げる良太、「人間ならみな同じで人間以外はそれに劣るということか？お前は本質をわかっていない。尊いのは自分の命だけだ。」と返す九。

もはや価値観は一致せず話しも平行線。九は、これ以上話しても無駄だとヴァルキュリアに１１０７番と７６２０番以外は殺していいと実行を許可します。

７６２０番も殺していい

これには小鳥や寧子も阻止しようと抵抗します。それを見た九は、ヴァルキュリアに「７６２０番も殺していい」と指示します。寧子との昔の想い出に戸惑いながらも、命令通り寧子に向けて魔法を放つヴァルキュリア。

そんな寧子を救ったのは良太の捨て身の飛び込みでした。間一髪寧子をはじき飛ばしたものの、代わりに魔法を受けたのは良太…。脇腹をえぐられ地に伏し口から血を流す良太は「お前なんかと…一緒にするな…おれにはあるんだ…自分よりも…大切な命が…」とやっとの思いで声に出します。

次回の展開を大胆予想

※注意※ ここからは次話発売前の勝手な予想です

前回の予想は、ヴァルキュリアが「千怜」と言うところと、良太が「千怜」という言葉に反応するところはかろうじてかすりましたが後はハズレ。まさか良太がヴァルキュリアに撃たれるとは思いませんでした。。

次回の予想です。さすがにここで良太が死んでしまっては物語が続かないと思うので、良太救済の予想で行きます。でも…、生身の高校生の良太があの一撃をくらって死なないというのが考え難い…。まさかヴァルキュリアの魔法で蘇るという展開も考えにくいですし…。

九「くだらん…」→ 良太「思い出したぞ。お前、東大の研究室で鎮死剤の研究をしていただろう？小五郎から聞いたぞ…」→ 九「小五郎？ 柱谷 小五郎か？」

…。いや……、予想が続きません。小五郎と九が研究室で仲良しだったとも思えませんし、良太を生かす程の可能性が見つかるとも思えませんし…。