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東京喰種 第89話 [奸計] の感想【東京喰種】


拠点を6区に移し、神代 利世の手がかりを追うための探りを開始したカネキら20区の喰種トリオですが、今回は古巣の20区にある嘉納総合病院が物語の舞台です。今回の表題「奸計」は”かんけい”と読むそうで、悪だくみとかを意味する言葉ということ…。さあ、どんな悪だくみなのでしょうか!?

嘉納総合病院

腹痛を訴える月山

物語の冒頭、受付で腹痛を訴える月山の姿がありました。いっしょにいるバンジョーやカネキを見る限り、腹痛は演技で潜入捜査をしている様でした。

嘉納は何処に?

「嘉納の姿は見当たらないな」と話すカネキとバンジョーですが、そもそも総合病院で教授(嘉納総合病院は大学病院!?)が一般外来をうろうろしてるというのはそうそう無い様に思えますし、変装もせずに「見当たらない」と言っているなら最初っから月山でなくて、カネキが久しぶりに来院したことにして直接話せばいいのに…

「あとは月山さんに任せて僕らは別の場所を…」と言うカネキですが、総合病院となれば今日の内科担当が誰かくらい察しがつきそうですし、診療を受けることで何か嘉納につながる情報が得られるとは到底思えません。

お魚は食べれるようになりましたか?

「あら…カネキさん?」と近よってきたのは、カネキが当初入院していた時の看護婦さんの田口さんでした。彼女は「嘉納先生よね?ごめんなさいね…。今、出張でずっと病院を空けてるの。」とカネキに伝えていました。

「お魚は食べれるようになりましたか?」と言う彼女ですが、入院期間中毎日お魚が出ていたわけ無さそうですし、ごはんもみそ汁もまずくて口にできなかったにも関わらず、何故にお魚だけなのかと疑問です。そういえば「看護婦」という言葉も久しぶりに聞きましたね。

ヒヤヒヤしたな…

思いがけず看護師の田口と対面したカネキへバンジョーが「ヒヤヒヤしたな…」と言っていますが、本拠地に乗り込んでおいて驚きすぎでしょう!?と思いました。

あと半年もすれば受験…

20区の区民図書館

場面が移り、20区の区民図書館で受験勉強にあけくれる高校生グループにフォーカスがあたりました。その中の1人が霧島トーカやトーカの親友である依子の姿もありました。わいわいみんなで受験について話していたかと思えば、いつのまにかトーカは一人になって、そこへヒナミが登場…。

変装もせず(髪形は変わったが)たった一人で駆け寄ってきたヒナミ。 亜門 捜査官が上司であり今は亡き真戸 捜査官の仇として追っているはずで、顔も知られていることから無謀にも程があります。

ヒナミの言動

ヒナミはトーカに「お姉ちゃんに会いたくなるけど…。お姉ちゃん、お兄ちゃんに会いたい?」と問いかけていますが、もともとヒナミはトーカの家にお邪魔していて、ヒナミがお兄ちゃんと呼ぶカネキが6区に拠点を移した事を知り、トーカの下を離れてカネキのアジトに移り、独り残されたトーカに「お兄ちゃんに会いたい?」とは……。なんかあんまりだと思いました。。

依子

その会話に割って入ったのは依子でした。息を切らせトーカに駆け寄り「『トーカちゃんに』って渡されて…眼帯の…」と口にして、合格祈願のお守りを手渡します。

息を切らせて駆け寄ってきたということは、カネキに会ったばかりだと思いますが、今ヒナミが「用事で今は…どこか行っちゃったけど…」と言っているのは可能総合病院への潜入の事を指していると思うのでそれらの矛盾と、「眼帯の…」と言う依子は以前、トーカの家でカネキをトーカの彼氏と勘違いした際にも眼帯をしていたことから、「眼帯の…」とはあまり言わないような気もします。

「ごめん…すぐ戻る!」 と思い詰めた様に走り出すトーカですが、人間が回りにいるためか意外と冷静に駆け足だけに留め、喰種としての身体能力を発揮していないと思われますが、建物の外まで走ったところで息を切らして「……ずるいよアンタ…」とつぶやいています。

なんだか、展開に設定がついてきていない気がしてなりません……

状況を分析するカネキ

トーカの居場所は!?

トーカに会おうとしないカネキの真意は「トーカちゃんからは、なるべく”喰種”の世界を遠ざけたい。…僕もその世界の住人だから…」と言うことだそう。

でも、トーカはれっきとした喰種であり、人間を喰わなければ生きて行けないし、喰種の世界から遠ざけられたら彼女の居場所は何処なんだ?と思います。うわべだけなら高校生の仲間達が居場所なのでしょうが、かつてカネキは親友のヒデとの間すら居場所を見失い苦悩していた過去があります。

収穫があった!?

「しかし、目ぼしい収穫はなかったな」というバンジョーに対し、「いや、あったよ」と言うカネキ…。どうやら嘉納が海外に逃げたことを想定して空港の渡航者リストを昨年分まで調べていたそうで、そこに嘉納の名前がなかったことから「嘉納が看護師に嘘をついたか、看護師が僕らに嘘をついたかのどちらかだ」というのが目ぼしい収穫なのだそうです。。どっちかでだいぶ違うと思うのだが・・・・・。

謎の施設

いったいどこにそんな施設が!?

結局、看護師がカネキらに嘘をついていた様で、嘉納先生に「カネキくんがお見えになりましたよ」と電話する田口の姿が描写されていました。

その嘉納がいるのは謎の施設、カネキが喰種のレストランで遭遇した隻眼の喰種「シロ」も一緒でした。「ふう…また駄目か…。この子はタロちゃんコースだな」と言う嘉納ですが、その実験体はもはや正気を保っていない様に見え、タロちゃんに遠く及ばない様に思えます。

リゼ!?

最後の嘉納のセリフは「また君の『赫包』が再生するのを待つ事にするか。よろしく頼むよ。リゼちゃん。」というもの、そして最後の1ページは身柄を拘束されたリゼであろう1人の女性の姿が描かれていました。

なんでしょうね…。これまでの展開からも、リゼでしか実験が行われていない流れだと思っていたのですが、リゼが嘉納の実験1体目だとすると、設備が充実しすぎてますよね。。前々から言っていますが、隻眼の喰種でないリゼの書く方にわざわざ執着する意味もわかりませんし。

次回の展開を大胆予想

※注意※ ここからは次話発売前の勝手な予想です

ネタが散りすぎていて、まず山を張らないと当てにもいけません…

結局「嘉納総合病院へと向かう → そこに嘉納の姿は無い」の部分しか予想は当たりませんでした。月山が腹痛を訴えただけで役に立ってないことを考えると月山がもっと有益な情報を仕入れてきて、次は喫茶店あんていくへ向かうという流れと想像します。腹痛の診療で何が得られるのかまったく不明ですが。。

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