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東京喰種 第82話 [識者] の感想【東京喰種】


鈴屋 什造がかねてから欲しがっていた新しいクインケ。その完成品を受け取りに篠原 幸紀 特等捜査官と鈴屋 什造二等捜査官が1区のCCGラボを訪れたところから物語がスタートしました。

1区 [CCG]ラボラトリー区画

“喰種”に関わる研究を一手に担う施設

なんでも、ラボではクインケやQバレット、Rcゲートの開発等の”喰種”に関わる研究を一手に担っているのだとか・・・。一手に担うのはいいですけど、ここが襲撃されたらひとたまりもありませんね…。タタラも喰種強制収容所を襲うよりも先にラボを襲撃すれば良かったのに。。

クインケの秘密

クインケのカタチは什造が指定した様子…

CCGのラボで待っていたのは地行 甲乙 首席研究員でした。今回のクインケ作成にあたって什造はクインケの完成図が描かれた紙を何枚かもらったものの「良いのがなかったので、自分で書いたですけど、あのカタチになるんです?」と質問し、「大体ね」と答える地行博士でした。

地行博士はクインケ作りのポイントとして、オリジナルの赫子を凌駕するためには「生物学的な観念」、「機械工学の知識」、「兵器として最も威力を発揮するデザインセンス」、これら全ての要素が不可欠なのだと挙げています。ってことは・・・

何枚か紙を受け取ったが気に入らずに自分でデザインしたという什造の行動。主席研究員のデザインをはねていると言うことは、什造のクインケは「兵器として最も威力を発揮するデザインセンス」を満たしていないですね。きっと。

クインケの基本理念は「省エネ」!?

地行博士によると、クインケは赫子と違い 赫包に Rc細胞 を送り続けることもできないし、人間を喰わせられないため保存剤で長持ちさせたりと制約があるため、基本理念は「省エネ」なのだそう。また、赫子の形成サイクルを人工的に完全再現できないため、クインケは喰種が操る赫子の様に自分の意思で形状変化させたり伸縮させたりということは無理なのだそうです・・・。クインケは「カタチが決まってるもの」と思ってくれという話しでした。

なんだ・・・!?地行博士自身が「オリジナルの赫子を凌駕するために不可欠な要素」を挙げたばかりなのに、赫子の凌駕なんて夢のまた夢ではないか・・・・・

什造のクインケ

13’sジェイソン(ジューゾー’s ジェイソン)

通称ジェイソンと呼ばれたヤモリという名の喰種が材料となった什造のクインケ。ヤモリの強さも相まって 瞬間Rc値5000クラスのバケモンだそうです。基準は全く不明ですが…。

持ち主である什造がクインケの名前を決めていいということで、「13’sジェイソン」と名付けていました。その名前は箔がつくと絶賛する篠原特等でしたが、クインケの名前で箔!?カタチだの名前だのCCGがクインケにこだわるポイントが理解できません。

「什造」「ジューゾー」「13」「ジェイソン」…。什造がジェイソンから作った赫子を持つことは設定に組み込まれていたんですね。喰種に対し極端に残虐だったのもその設定があったからなのでしょう。。

喰種にも捜査協力を

ところでCCGって規律に厳しいの?疎いの?

ここで話しはCCG本部へと移りました。CCGの総議長である和修 常吉から早い結果を要請された丸手特等は「総議長直々に呼び出されるなんて…」とこぼします。丸手が総議長へ経過報告している時に「それは以前も聞いた」と、始めて呼び出されたのか2度目なのかよくわからない描写が…。

それはいいとして、そこに登場した局長に「あ…局長…」と口を開いた丸手に「今は二人だ。いつも通り呼べ。」と言い「ヨシトキさん」と呼んでいました。このCCGが規律に厳しそうな描写は過去に何度か出てきていますが、什造だったり真戸 暁だったり政道だったりあまり規律を重んじている様に見えない最近の新キャラ達でした。「ゆとり世代」という問題!?

喰種にも話しを聞かないと…

CCG創設以来の危機だと言う局長は、収容所に残った喰種からも話しを聞く必要があるという見解を示していました。ところで、実体は明らかにされていませんが、クインケは保存剤で長持ちさせることはできても、収容所の喰種を保存剤で維持できるはずありません。収容所の喰種はCCGから人間の肉を与えられていると考えるのが自然ですよね!?

さて、喰種に協力を仰ぐとなると SS層 に残っている通称「神父(しんぷ)」をあたるのが効果的だと言うことです。「神父」は喰種に関して非常に有用な見解を示してくれるそうで、他の喰種への仲間意識もないため褒美さえ与えればいくらでも協力するのだそうです。

喰種への褒美って人間の肉しか思いつかないです…。まあ、ここは本編で明らかになるでしょう。問題はその次の会話「収容所の”神父”は縁の深い奴に向かわせます。その方がヤツも喋る。」というセリフです。

…。わざわざ縁なんて気にしなくても、褒美を与えればいくらでも協力するはずじゃないのか!?

23区 喰種収容所”コクリア”

縁の深い奴とは…亜門鋼太郎!?

なんと喰種収容所に向かう神父と縁の深い奴というのは亜門さんでした。喰種収容所に着いた亜門 鋼太郎と真戸 暁のコンビを案内する看守の様な人物。そしてその先で対面したSSレートの喰種「ドナート・ ポルポラ」が局長や丸手が言っていた”神父”なのでしょう。暗闇から歩いて亜門らに近づいてきたその喰種は「久しぶりじゃないか…。鋼太郎…。いとしい我が息子…。」と縁が深そうな意味深な言葉を発し、続きは次回へと持ち越しになりました。亜門がかつてカネキに語りかけられた事を戯れ言と言っていた頃がなつかしい。

しかしなんなんでしょうね…。喰種のレートって人間に及ぶ危害をレーティングしたものだったはず。SSレートってことはかなり凶悪なはずで、そこに上等捜査官になったばかりの亜門と二等捜査官の真戸の二人で向かわせ「神父」と直接対面させるなんて…。言い出しっぺの局長や丸手はそこに同席して護らないのか!?

新展開でいろいろ「?」が付くのはいつものこと。展開がこなれてくるまで少し様子をみることにします。

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