単行本2巻整理 火星到着までのメインストーリー【テラフォーマーズ】
ここでは、アネックス1号計画の立ち上げから火星到着までを扱うコミックス第2巻の範囲(1話〜8話)のメインテーマを軸に、それ以前の巻で触れられた背景を交えたあらすじを紹介します。「コミックス第3巻以降(9話以降)から読み始めたから、いまいち話しについていけない。」という方向けのネタバレ情報です。
あらすじ
緑の惑星-火星
時は21世紀、火星を人間が住める環境に変える火星地球化計画(テラフォーミング)が始まり、極寒の火星を暖めるため人類に先立ち放たれたのが藻類とゴキブリだった。時は経ち2620年、テラフォーミングは大詰めを迎え、火星は緑色の星へとその姿を変えていた。
極秘裏の火星探索
火星環境が地球へと近づいていくその裏で、42年前に火星に降り立ったバグズ1号の通信記録から知的生命体の存在が危ぶまれ、20年前のバグズ2号の活動からは火星を暖めるために放ったゴキブリが悪魔の進化を遂げていたことが明らかとなっていた。
難を極める火星活動
かつてのバグズ1号計画ではその想定外の事態に6名の優秀な宇宙飛行士達は全滅。続くバグズ2号計画では、犯罪者や金の無い若者にバグズ手術という名の生存率30%に満たない人体改造が施され、火星のゴキブリと戦える力を備えた15名で挑むも大敗し、生存し地球へ戻った者は僅か2名という惨事であった。
早まる次期計画
その頃から地球では火星由来と思われる不治の病をもたらすA.E.ウィルスが蔓延しはじめた。次期計画は早めることを余儀なくされ、6名の幹部乗組員と94名もの補充兵(一般乗組員)が集められ、ワクチンの手がかりを求めるべく火星へと旅立つ計画が実行へと移された。これが2620年のアネックス1号計画である。
アネックス1号のメンバー
アネックス1号の艦長を務めるのは、バグズ2号計画の数少ない生存者である小町小吉(こまち しょうきち)。彼の厚い人望と熱い魂が100名をまとめあげていた。今回は、彼らが通称テラフォーマーと呼んでいる火星のゴキブリから身を守る対策も万全で、メンバー達は戦闘や捕獲のための訓練を積んでいた。
火星到着を目前として
地球を離れて39日、火星着陸2時間前にして事件は起こった。火星到着前にも関わらず艦内にテラフォーマーが数体侵入、ヒトと人間大のゴキブリ、その絶対的能力差から犠牲者も出て館内は騒然となった。施された手術の能力を引き出すための”薬”、それを求めて倉庫へと走る乗組員だった。
そして、小町艦長は火星着陸を目前にして地球に引き返すという決断を下すのだった。
詳しくは TERRA FORMARS 2巻で
週刊ヤングジャンプ連載のテラフォーマーズ。第1話〜第8話を収録したTERRA FORMARS 第2巻(集英社:ヤングジャンプコミックス)で、あらすじでは紹介しきれなかった、乗組員の生い立ちや100名が集い、不安を抱き、決意し、火星へと旅立つ様、火星へ向かう途中でのいざこざ等がたくさん詰まっています。テラフォーマーズを100%楽しむなら単行本を読むことを強くお勧めします。