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【彼女のホントウ。】シンマンGP作品② 読切作品です。青春ですね!


2016年7月21日発売の週刊ヤングジャンプ No.34に掲載されていた、シンマンGPエントリー作品②「彼女のホントウ。」読みました。山田 シロ彦 先生の読切作品です。幼なじみの高校生、普通の男子高生と女優の女子高生との青春ど真ん中のほのぼのストーリーでした。

普段の日常

二人は4才の頃からの幼なじみ。内気な少女 武田レイとやんちゃ坊主 古賀 龍 の日常は、彼女が中一の夏に芸能事務所にスカウトされ女優の道を歩み始めた頃から一変・・・・・・

しませんでした。

あくまで、プライベートでは女優らしさの無い普通のぐーたらな彼女。両親も幼なじみとして公認の二人。何気ない日常が刻まれていくのでした。

あと10日・・・

そんなある日、女優業に専念するため長年過ごした町から出ることになったレイは、残り10日を告げるため、龍とふたり土手沿いを歩く途中、レイは大粒の涙を瞳に浮かべながら龍に告白をするのでした。

答えに詰まる龍をよそに、レイは大爆笑。「せっかく転校するならドラマチックにって思ってね!」と女優ぶりを発揮するのでした。

「もうお前にドキドキなんてありえない」という龍に気を悪くしたレイは、即席で「ドキドキカード」をつくり、10日間で10回龍をドキドキさせることができたらレイの勝ち。敗者は勝者の望むご褒美をあげるという勝負を挑むのでした。

10日間

そこからが可愛い。龍をドキドキさせるためのレイの表情や仕草にセリフ。山田 シロ彦 先生の絵の丁寧さや表現の豊かさも加わって、

まるでホントウに10日間もの沢山の日々を彼女と過ごしたかの様に思えるほど、作品に・・・武田レイに・・・夢中にさせられました。

最終日・・・別れ・・・

そして最終日。ドキドキポイントは9ポイント。

最終日のレイは可愛いいのですがどことなくいつもと表情が違います。そこはお別れの電車のホーム2、3言葉を交わすも結局ドキドキはさせられず9ポイントのまま龍が勝利。

レイが乗る予定の電車が入線するホームでレイはドキドキカードを龍に手渡し、「ご褒美は次までに考えといて」と言い電車に乗り込みました。そして、「龍君は嘘だと思ってるけど。・・・。告白もできたしね。」と10日前の土手での嘘告白の話しをして最後の別れを告げたのでした。

「騙されねーぞ。・・・それも嘘なんだろ。」という龍に、ドアの閉まると同時に「どっちだと思う?」と答えるレイその表情からはなんとも言えない心境がにじみ出ているのでした。そして彼女はホントウに遠くへ行ってしまいました。

いや・・・最終日の二人の表情、言葉では多く語られないので読者によって多様な感想が生まれるのではないかと思います。この描写力は実にすばらしいです。

それから・・・

それからしばらくして、ドキドキカードに記されたレイが勝った時の望むご褒美に気付いた龍。レイのホントウの気持ちに気付いた龍はレイの元へと飛んでいき、ぎゅっと抱きしめるドキドキの展開になるのですが、

急に龍が現れたどぎまぎの表情、話す中で安心した表情、突然抱きしめられてぽっとした表情。やっぱりこの描写力はすばらしいです。是非、実際に読んでもらいたい作品です。

ヤングジャンプは週刊雑誌ですからね。まだ売っているでしょうか・・・。

目印は深田恭子さんが表紙のNo.34です。通巻Noだと1786。もし入手できる機会があれば読んでみてください!

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